■パネリスト 助監督:後藤 庸介 氏(ドラマ「太陽と海の教室」) 横浜市出身。TBS職員からフリーへ転身。業界7年目。2006年夏に撮影した「タイヨウのうた」(藤沢が舞台)でも助監督を務めた。その時の経験を活かし「太陽と海の教室」では話の後半になっても“湘南”色を失わないように心がけたという。 制作担当:井上 順 氏(ドラマ「the波乗りレストラン」) 東京都出身。業界16年のベテラン制作担当。担当の代表作として、松竹映画「阿修羅城の瞳」、東宝映画「手紙」東映映画「あぶない刑事」、日本テレビ「1ポンドの福音」「フードファイター」「小さな運転士の夢」、TBS連ドラ「女子刑事」「笑える恋はしたくない」、 フジテレビ「東京タワー」など多数。 プロデューサー:竹内 靖 氏(映画「海の上の君はいつも笑顔」) 藤沢市出身。証券会社勤務の後、個人事業を経て 2005年2月(有)TKN Associateを設立し、代表取締役に就任。100%湘南ロケを敢行した地域発信型の青春映画「海の上の君は、いつも笑顔」のプロデューサーとして地元を奔走。 ○ロケ地決定のポイントについての質問に 後藤氏:撮影場所は製作部が決め、ロケ前に下見するという流れです。「タイヨウのうた」は藤沢で撮影をしたので、奥田公園の夜中の信号の替わり方や、江ノ電の効果的な写し方なんかも解ってきました。 井上氏:ヒグラシ・波・電車の音など全国の皆さんが、何かを連想させる音や、同じ感情を引き出せる絵ヅラがある事が大前提です。 プロデューサーが番組を企画する時、地名が決まっている場合と、架空の場所の時とがあります。制作が現実を把握して、ロケ地を探す。助監督が、こう撮りたいとイメージを出す。この三者でロケ地を決めます。 ○エキストラについて 後藤氏:「太陽と海の教室」7話の中でバンドフェスティバルの最中に嵐が来たんです。江ノ島駅前で声を掛けて参加してくれた方も含めて800人近いエキストラの方が終電ギリギリまで残ってくれました。みんなが上手くひとつになれるとウレシイですね。 ○撮影の思い出 井上氏:「the波乗りレストラン」は夏の様に見えますが10月に撮りました。第1話で江の島のネコを使いたかったが、ネコはNGでした。 ロケに行って地元の人に喜ばれた所、怒られた所、いろいろありますが、地元の方に紹介いただいた目白山のお宅で、美味しいご飯をご馳走になったのは印象深いです。 後藤氏:江ノ電を二時間占有させて貰いましたが、予定時間に終わらず乗客が乗ってきましたが、満員状態で撮影したことがありました。 竹内氏:「海の上の君は、いつも笑顔」は、失くしたサーフボードを探す物語です。ビーチクリーンに藤沢・茅ヶ崎の地域の方々が二千人近く集まってくれました。 ○藤沢の人気アップはどうしたら・・・ ある番組で「江の島」と「藤沢駅前サンパール広場」を使ったが、番組タイトルには、「湘南」を使い、「藤沢」は使わないと言われた。 後藤氏:横浜出身で湘南には思い入れがあります。鎌倉・藤沢の区別がついていないです。 井上氏:「藤沢」という地名アピールを考えた事がなかった。 130名の参加者が参加、ロケ地選びや撮影中の出来事、役者さんのエピソードなど、たくさんの話しを聞くことができたフォーラムでした。 最後に2009年2月14日(土)に開催される『湘南ふじさわムービーフォーラム』のアピールがありました。 |