藤沢市内のいろいろな地区を順に紹介していきます。 第2回目は、長後地区を取り上げました。 (うす緑色のエリアが長後地区)
地区探訪 (その2) 長後地区 |
地区探訪(その2):長後地区 |
ひとこと紹介:市の北東部、綾瀬市と大和市に接し、東は境川を境として横浜市泉区となる。南北に走る国道467号藤沢街道、並行する小田急江ノ島線。直行して東西に走るのは、元大山道、旧大山道と県道横浜伊勢原線。長後は、大山詣での宿場町として栄えてきました。 |
主な街並み:大山道と滝山街道が交差する旧藪鼻の辻とよばれていた四つ辻付近を中心として、江戸時代から店や宿が立ち並び、周辺の農村の中心地として栄えてきました。大山道は御所見・用田を抜けて西へ続きます。地区の骨格道路である県道横浜伊勢原線、藤沢町田線の整備は進みましたが、地区を東西に分断する小田急線に絡みつくような、古くからの狭隘な生活道路の整備は進んでいません。 |
こんなポイン:地区の主な産業は、ナシ・ブドウを中心とした果樹園です。【果樹園情報】をご覧ください。 |
地区の中心である市民センターを振出しに、ほぼ時計回りに長後地区の風景を見て回った。 小田急線路のすぐ右に滝山街道が南北に走っている。江戸時代には賑わったであろう街道も今は静かで人通りも少ない。 |
長後市民センター及び滝山街道、長後の辻付近から駅方面を望む |
市民センターの庭には、昔の道標など、路傍にあって傷んだ石造り遺物が集められています。右の道標は、「右 大山道 左 婦じ沢へ去」と彫られています。 天満宮:市民センターから北へ1Km程のところに、地区の鎮守である天神社があります。平安時代末期から鎌倉時代に移る頃、この地に渋谷庄司重国が城を構えました。天満宮は、この城内に守護として祀られたと言われています。 |
高鎌橋と境川沿い 天満宮を後にして東へ、小田急線を渡って藤沢湘南台病院の横を東へ向かいます。この道は旧大山道で、やがて境川にかかる高鎌橋に出ます。橋の手前を南へ。川沿いのサイクリングロードから畑を隔てて続く道沿いにいくつかの神社・道祖神など古くから土地の人々の信仰の対象となっていた旧跡があります。 |
【恵母地蔵】 哀れな母親と赤ん坊のお話は涙を誘います。「一つ積んでは父の恩、二つ積んでは母の思い…」いつもお地蔵様には小石がたくさんあげてあります。 |
【お瀧媼(ばあ)さん】と【七ッ木神社】(大山街道繁盛記より) 文化文政の頃、流行り病には、この瀧の水でお茶を飲み粥を炊き、眼病のものは目を洗うとたちまち治ると言われていました。源義朝を祭神とする七ッ木神社の地下を流れる水が湧き水となっています。 |
県道横浜・伊勢原線を通り、長後地区の南の端を東から西へ向かいます。 【こぶし荘】 引地川に架かる六会橋のそばに、モダンなデザインの老人福祉センター・こぶし荘の建物が見えます。 |
【果樹園情報】 直売所マップ⇒ 藤沢の直売所に出かけよう!!
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【長後ひまわり祭】⇒長後祭り公式ブログ フルーツパーク長後では、毎年8月中旬にひまわり祭を行います。 |
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