第４４回 みんなの消費生活展

2011年12月8日

第４４回 みんなの消費生活展

東日本大震災以降、４、６、８、１０月と郡山市にある実家に行き、被害の状況を目の当たりにしてきました。震度６強になると、土鍋・大皿・花瓶・グランドピアノなど重い物ほど飛び、ガラスは割れ、軽い物ほど飛ばない。
避難路を考えるときは、居間・寝室からの出口を考える。
日頃から飛散防止フィルムを貼っておく。
避難するときは、家のことを一切考えず、自分の身の安全を考え、さっさと外に出ることが重要と話されていました。

講演会２
「備えていますか？　住まいの防災対策」　（社）かながわ住まい・まちづくり協会　渡辺氏

防災対策の３つのキーワード
①壁と筋交いが必要
②地震に強い家の４つの要素とは、地盤がしっかりしているか、正しい設計がなされているか、しっかりした施工が出来ているか、維持管理をしているか。
③まずは耐震診断を。

講演会３　　
「未来へ羽ばたけ！　再生可能エネルギー」　　エナジーグリーン　竹村　英明氏

自然エネルギーには、太陽光・太陽熱発電、風力発電、バイオマス発電、小水力発電、地熱発電などあるが、莫大な経費がかかる。しかし、それは景気対策になり、結果として雇用を増やすことにつながる。合計で１２０兆円の巨大市場が転がっている。将来的には、電気が選べる時代となり、電気は既存の電力会社は、「発電会社」。送電部門は「送電会社」。多数の「配電会社」が消費者への供給を担う。    

講演会４　
「災害・津波・原発事故の現地から　～農業・漁業の現状と今～」　相馬市在住　新谷　公男氏

今、一番に希望することは、原発を早く止めてもらいたい、ということ。マスコミでは震災当初、津波の状況や影響について報じていたが、原発事故が発生してからは表に出てこなくなった。
食べ物で放射能の数値が高いのは、猪や鹿の肉、きのこ類。
柚、柿、栗も比較的高い数値を示している。カリウムを吸収しやすい果物にその傾向がある。

講演会５　
「ＦＲＯＭあしがら・・・地域から動き出して」　　ＦＲＯＭあしがら　相原　海　氏

あしがら農の会（ＮＰＯ法人）は、足柄地域の休耕田を借りて自給のための米づくりから始まり、地域に様々な循環を作りたいとの思いから、地場、旬、自給を掲げて、活動している。今回の大震災を受け、ボランティア活動として、福島のあるご家庭の床下に流れ込んだ大量の土砂を家の外に出す体験談を話されました。　    

【子どもの料理教室】        
「藤沢産の食材を使ったデザート付き昼食作り」小学１～４年生２０人が参加   
「藤沢産の無農薬ニンジンを使った蒸しパン作り」小学１～６年生８人が参加　  
参加した小学生は、できあがった料理を「おいしい」「おいしい」と言って食べていました。    

 【体験コーナー】
体験コーナーではクイズラリーがあり各ブースを番号順に回り回答欄のAかBに○を付け、各ブースでスタンプをもらい受付に持って行くと景品がもらえます。皆さん楽しそうに回っていました。こんな問題がだされていまた。
Q１：茶碗を５個洗うとき、水道の蛇口のひねり方を小さくする
と水道は(　L）位で済みます。　　A:２L　　　B：５L

①包装紙を使った箱作り、手さげ作り、クリスマスツリー作り　⇒　紙を使ったワークショップ
②間伐材のコースター作り、万華鏡作り⇒木を使ったワークショップ  
③小枝を使ったくま作り、たぬき作り⇒　木を使ったワークショップ  　
④コネコネせっけん作り　⇒　せっけんを使ったワークショップ    　　　
⑤木のパズル組子コースター作り　⇒　木を使ったワークショップ   
⑥健康チェック（体組成計、血圧測定、乳ガン触診体験）     　　　　　　　
⑦インターネットで情報をつかむ       　　
⑧（セキュリティー対策に関する内容の）カルタ大会

【かえっこバザール】        
子どものおもちゃ・絵本、家庭にある物を持ってきて、他の同等品と交換。 
ただし、食べ物や生き物は不可。衣類は未使用の物。
※昨年は、子どものおもちゃや絵本などの交換でしたが、今回は家庭にある物も交換の対象にしました。

【パネル展示】        
①「ごはんを１日当たり何食食べますか？」という問いかけに参加者が付箋で回答　　　
②エコを考えた生活をしていますか
③賞味期限が短くなるのでは、という新聞記事の紹介 　　　　　　　
④行事食、文化と食のつながり、地産地消についての紹介
⑤東京ガスの地震防災対策や最新ガスコンロの紹介     　　　　　
⑥ＬＰガスの安心・安全についての紹介       

⑬買い物には、マイバックを持参しましょう
⑭天然木を使った手ざわりの良いテーブルや椅子を展示し、木の良さをＰＲ
⑮行政相談コーナーと悪質商法、小中学生用消費生活用啓発冊子の掲示   　　　
⑯雨水タンク、生ゴミ処理機等の展示

※参加者に、全てのパネル展示を見てもらうために、クイズラリーを実施しました。
各ブースにいるスタッフが答え合わせをし、スタンプを押すことで、参加者との会話が出来る場づくりができたと担当者からのお話でした。

【作品展示】        
 ①ちいさな星（保育園）　 ②ひまわり園（幼稚園）  ③大庭城山幼稚園   ④さんわーくかぐや（特定非営利活動法人）　
 ⑤糸工房もくもく（特定非営利活動法人）

【 市民相談情報センター（消費生活センター）】