懐かしの昭和「てぬぐい・チラシ・貧乏徳利」

市民ギャラリー常設展示室では、第１９回企画展として半世紀前の街の様子「写真」、当時の生活を知る「てぬぐい・チラシ・貧乏徳利・等｣を2012/3/20～4/22間 展示しています。　それを見て団塊の世代以前の方は懐かしみ、若い世代の方は博物館で歴史を学習する思いでしょうか。　ここでは、その展示品の一部を紹介します。
振り返ってみると、当時は当たり前と思っていたモノ・風景も様変わりして、暮らしぶりも当時とは一変していることに気づかされます。　こういう場面に遭遇することをタイムスリップと言うのでしょうか、では半世紀前の藤沢駅周辺を散歩してください。

　　【 藤沢駅周辺の風景 】

 昭和40年（1965）の空撮　藤沢駅周辺　（藤沢市文書館）

 昭和40～47年（1965～72）　国鉄藤沢駅南口の江ノ電藤沢駅と地下道　（藤沢市文書館)

　昭和37年　開かずの踏切（南口→北口）　　（渡邉廣氏撮影）

 昭和39年 藤沢駅南口　路面を走る江ノ電　（藤沢市広報写真）

昭和37年　藤沢駅南口広場　　（渡邉廣氏撮影）

 昭和34年　国鉄藤沢駅駅舎 「北口」　（藤沢市広報写真）

昭和35年　藤沢駅北口　駅前広場　（渡邉廣氏撮影）

昭和48年　 藤沢駅北口風景　　（藤沢駅文書館）

昭和45年　藤沢駅北口商店街　（藤沢市文書館）

　　【 藤沢駅周辺街角 】

 昭和39年　市民憲章制定パレード　銀座通り　（藤沢市広報写真）

 昭和36年　本町通り　問屋街　　（藤沢市商工名鑑）

 昭和32年　　本町通り　なんとのどかな　(藤沢市文書館）

 　　　　　　　【 催し ： 藤まつり 】　　　　　　　　　　　　　　　【 催し ： 市民憲章制定パレード　】

 昭和37年　藤娘のパレード　銀座通り　(藤沢市広報写真）　　　　　　昭和39年　鼓笛隊パレード　銀座通り　（藤沢市広報写真）

 　　【 変わらない寺社・変化している人の姿　】

 昭和30年　　遊行寺開山忌参道風景　　　（藤沢市教委）

昭和40年　　　遊行通り庚申堂　　　（藤沢市文書館）

　　　 【 映画館と上映チラシ 】

　　　【 てぬぐい　＆　チ ラ シ 】

手拭(てぬぐい)は、今はあまり見かけませんが、長い間、日本文化の中で幅広く使われてきました。　水作業に、汚れ除けに、被り物に、装束に、包帯や三角巾に、実に多岐にわたる使われ方がありました。　ウィキペディア（http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E6%8B%AD）をみて下さい、色々な発見がありますよ。　　

チラシは、デザインは若干ちがいますが現在と同じようなものですね。

　　　【 貧乏徳利ほか 】

徳利は、時代劇にしか見ることができない代物ですが、チョット前まで使われていたものです。　何に使うの?・・・・　 徳利は、醤油や酒を入れる容器です。酒・醤油は、なくなれば徳利を持って店に行き漏斗で注ぎ測り売りで買っていました。　

炭団（たどん）は、木炭の粉末を布海苔（ふのり）などで固め乾燥させた燃料、火力がやわらかく長持ちするので火鉢・炬燵（こたつ）などで使われていました。

　　　【 編集後記 】

企画展「懐かしの昭和」で半世紀まえの藤沢を振りってみて、あまりの変わり様に驚かされます。　世の中の変化は、加速度的に変化していると言われていますが、今回の記事を書いて体感的に理解することができました。　

ではこの先、半世紀後はどうなっているのだろう、こんなに変わるのであれば・・・・・・創造することはできません。　現在の延長線上にないことは確かなようです。