義経公を神様として祀る相州・白旗神社の夏祭りが行われました。
15日から始まるお祭り期間の最終日には、年間最大の例祭も斎行されて、事故なく楽しいお祭りとなりました。
例祭・白旗まつり
2012年 7月23日
源義経公を祀る相州・白旗神社の夏祭りが、行われました。 15日から始まる1週間、お神輿渡御、縁日、野外映画の会、万頭神輿渡御等盛りだくさんの行事と神社最大の例祭が斎行されて、沢山の人出がありました。 | |
発輿祭(はつよさい、神輿が出発する前に安全を祈るお祭り)。厳かなお神楽が、神事の気分を高めます。 |
白旗神社がいつごろできたのかは定かではありませんが、鎌倉時代より以前から、相模国(神奈川県あたり)にある寒川神社の神様・寒川比古命をお祀りして、同じ名前の寒川神社と呼ばれていました。 文治5年(1189)閏4月30日、源義経公は兄源頼朝から怒りをかい、追い詰められ、奥州(岩手県)平泉の衣川館において自害されました。その首は奥州から新田冠者高平(にったかじゃたかひら)という者によって鎌倉に送られました。 高平が、腰越の宿(鎌倉市)に到着すると、そこで和田義盛・梶原景時によって義経かどうか確認されました。 伝承では、弁慶の首も同時に送られ、夜の間に二つの首は、白旗川を上り、この地に辿り着いたといわれています。このことを頼朝に伝えると、白旗が源氏の旗であったことから、白旗明神としてこの神社に祀るようにと指示しました。 こうして義経公を神様として祀ることとなり、のちに白旗神社と呼ばれるようになりました。弁慶の首は、白旗神社のそばに八王子社として祀られることになりました。 |
・ ・ ・ ・ ・ 15 日 ・ ・ ・ ・ ・ | |
発輿祭(はつよさい、神輿が出発する前に安全を祈るお祭り) 始めに、宮司が祝詞をあげ、お祓いをします。 | 鳥居をくぐって町内へ。神幸祭(しんこうさい・義経・弁慶 2基の神輿が町内を練り歩きます)の始まりです。 |
「お神輿の行列でお手伝いをしてくれる学生さん募集!」と、 | 大人神輿が2基揃うと、担ぎ手も沢山必要です。 |
・ ・ ・ ・ ・ 19日 ・ ・ ・ ・ ・ | ||
子どもたちのお楽しみも沢山ありました。昼間の境内では、地元の本町白旗商店街の皆さんが事前にお楽しみ券を発行して、ヨーヨー釣り、ポップコーン等のお店を出します。暗くなってから、野外映画の夕べ「忍たま乱太郎」が上映され、子供たちはとても静かに見入っていました。 | ||
地元の本町白旗商店街のお店 | 野外映画の夕べ「忍たま乱太郎」 | 子供たちはとても静かに見ています。 |
・ ・ ・ ・ ・ 21日 ・ ・ ・ ・ ・
例祭 (献幣使参向のもと本殿の御扉を開け年間最重要のお祭りを行う) | |
祭礼の間だけ、年に一度奥の御扉が開けられます | 本殿に向かう宮司、献幣使の御一行 |
本殿前で、氏子の皆様がお迎えします | 祭礼の間は、撮影禁止。祝詞だけが聞こえました。 |
金魚すくいケースをのぞく子どもたち | 万灯みこし | 白旗横町のお囃子が、祭り気分を盛り上げます |
(取材&記事 hiramechan 21日写真:sakurasann)