江の島の北緑地で見られるユズリハの樹高はおよそ5㍍、樹皮は灰褐色で、縦に筋模様が入ります。 江の島の植物・常緑高木≪ユズリハ(譲葉)≫
2016年1月26日 (写真&文:坪倉 兌雄)
ユズリハ(北緑地にて)
≪江の島の植物・常緑高木≫
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5月頃、葉腋から総状花序を出す(雄株) |
6月頃、若葉がのびると古い葉は散ります |
果実は核果で楕円状球形 |
ヒメユズリハの葉は楕円形で小さい |
| 若葉がのびてから古い葉が落ちるので譲葉(ユズリハ)の名があり、めでたい木として、古くから正月の飾りに使われています。樹皮や葉にはアルカロイドのダニフィリンやダフマクリンなどを含み、この煎じ液はしらくもなどの寄生性皮膚病に用いられますが、あやまって飲食すると呼吸困難や心臓障害を起こすおそれがあります。ユズリハ属の仲間にはヒメユズリハ(姫譲葉)やエゾユズリハ(蝦夷譲葉)があり、ヒメユズリハは暖地の海岸沿いに生える高木で、江の島では神社境内や広場、龍野ヶ岡自然の森などでも見ることができ、葉の長さが6~12㌢の狭長楕円形で小さいことからユズリハと区別できます。一方のエゾユズリハは南千島、北海道~山口県の日本海側の山地に生え、下部からよく分枝して樹高が1~3㍍の低木、枝は滑らかな緑色で葉はやや薄いことなどから区別できますが、江の島には自生していません。 |

















