
慶應SFC SBC(学生がつくるキャンパス)
市内で行われたイベントに、学生が自らデザインして組み立てたという木組みの2段ベッドが出展されていて、興味を引きました。このコーナーには、以前、同じ大学の学生が、藤沢駅前の古いビルに囲まれた空間の利用を提案している発表があり、イベント後もその研究室の方たちとは街おこしの活動で交流していた経緯があるので、今回も詳しくお話を聞いてみたくなったのです。広報担当の松岡さんの話を聞いてびっくり!後日、その制作現場に伺いました。 |
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木組みのベッドは、「学生・卒業生、教職員が参画し、学内に滞在できるCampus(循環型社会にふさわしい新陳代謝を繰り返すキャンパス)を作る」という取り組みのごく一部だということです。今は、5年計画の2年目。「滞在棟1」と「DFF-W(Digital Fabrication Factory – Wood)」が完成し、秋学期から本格運用されるそうです。更に詳しいことが知りたい方は、後日、メンバーが「ライブスタジオかわせみ」に出演して説明していますので、ご覧下さい。 「ライブスタジオかわせみ」アーカイブはコチラ | |
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訪問した日は、学生が集まって、自由な書きこみができるように壁一面をホワイトボードにする作業をしていました。学生の指導をしていらした、小林先生のお話「ホワイトボードペイントが、なんでムラができるのだろう? できないようにするにはどうすればよいか?」を熱心に聞く学生。考えながらの作業が続きます。DFF-Wには、コンピュータにより数値を制御し、木材を加工することが出来る『Shopbot(ショップボット)』と呼ばれる機械があり、ベッドの部材などを作ったそうです。もちろん、その設計・加工も学生が担当しました。 | ||
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今後は同じ敷地内に更に4つの建物を作り、滞在可能な人数を増やし規模を拡大する計画であるということで、学生同士、地域を含めて外部の人々との連帯を目指しています。「完成させない、試行錯誤し続ける」、「人からもらう不自由、自分でつくる自由」、「コトもモノも、マクロもミクロも」、「ゆるやかな関係、多様な関わり」、「作り方を学ぶ、壊し方も学ぶ」、「地域に溶け込み、世界にネットワークしていく」、「ひとりで悩むな、みんなで楽しむ」という7つの原則をもとにする活動であると説明を受けました。ホームページ(⇒コチラ)で、仕組みや進行状況を詳しくを詳しく知ることができますので、覗いてみてください。 |