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お い し い 藤 沢 産
藤沢産の農産物
藤沢市は砂質や火山灰の土壌で平坦な土地が多く、地形や気候の自然条件が畑作や果樹栽培に適しています。また身近に東京や横浜などの大消費地を持っており、その利点を生かして野菜やくだもの、花卉などの栽培が盛んに行われています。特にくだものは、ナシやブドウがもうすぐ収穫の時期を迎え、多くの人たちが直売所を訪れて賑わう季節になります。特産品のナシとブドウを中心に、藤沢のくだものを紹介します。
藤沢のナシ
8月は上旬から「幸水」が出回りますが、消費地に近いという利点を生かし、樹上で熟したおいしいナシが、生産者直売所やJAの大型直売所「わいわい市」で販売されます。「幸水」の収穫が終わると「豊水」「秋月」と晩成品種に切り替わっていきます。品種の違いを味わってみるのも楽しみ方の一つです。毎年、夏休み明けの小学校給食に藤沢のナシが使用されており、児童たちにも大人気です。
101.budoubatake7月上旬の梨園
102.rinngobatake育ち始めたナシの実

藤沢ブランド「藤稔(ふじみのり)」
藤沢で生産されるくだものの中で、特に人気が高いのが「藤稔」です。「藤稔」は藤沢生まれの大粒のブドウで、市内果樹農家が最も力を入れているブドウの品種のひとつです。「藤稔」は酸味が少なく、粒が大きいのが特徴です。皮がむきやすいのでお子様も簡単に食べられます。収穫は8月中旬から始まります。悪天候にも負けず、手塩に掛けて育てられたおいしい「藤稔」をぜひご賞味ください。
皮ごと食べられる「シャインマスカット」
ブドウの中で最近注目されているのが「シャインマスカット」です。国の研究機関である農研機構が、「安芸津21号」と「白南」という2つの品種を掛け合わせて育成した、大粒で食味良好なブドウです。果皮は黄緑色でマスカットの香りがします。藤沢では平成22年に市内の22果樹園で「シャインマスカット」を導入しましたが、その時の樹がたくさんの実をつけるまでに成長し、藤沢の新たな名産品になろうとしています。「シャインマスカット」の収穫は「藤稔」より少し遅く、9月上旬頃から約1か月です。

103.budoen tashiro budodana収穫間近のブドウ
104.budoen tashiro kousui2袋の中のシャインマスカット

藤沢市の果樹品評会
藤沢市では毎年、市内の果樹生産者が技術と工夫を重ねて育てたナシとブドウを持ち寄ってその品質を競い、藤沢産のくだものを紹介する品評会と直売会が開かれています。今年は新型コロナウイルス感染防止のため品評会は非公開ですが、直売会は8月20日9時からイトーヨーカドー湘南台店で行われます。参考までに昨年受賞したナシとブドウを紹介します。

*2019年度の受賞
105.hinnpyou budou優等 青木拓磨氏(幸水)
  
106.hinnpyou nashi優等 飯島康範氏(藤稔)

藤沢のくだものの旬な情報は「おいしい藤沢産」ホームページにてご覧いただけます !
 https://oishiifujisawa.jp/

情報提供 : 藤沢市農業水産課、JAさがみ藤沢市果樹部、河原園、しぶや果樹園

記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 markenopo 20209年7月21日