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趣 味・歴史

相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵 
白浪五人男・曽我物語

2021年4月13日(取材・記事:Tanbakko)
藤澤浮世絵館で「相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵 白浪五人男・曽我物語」が展示されています。また、同時開催の「藤沢市新収蔵資料寄贈記念~番場コレクション展~」では、藤沢宿や江の島を描いた貴重な浮世絵が展示されています。5月5日(水・祝)まで展示されます。今回の展示の見どころを紹介します。
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◆企画展示コーナー「相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵 白浪五人男・曽我物語」

歌舞伎には相模地域を舞台にした演目が多数あります。中でも藤沢は「白浪五人男」の江の島や「小栗判官」の遊行寺など、歌舞伎と関わりの深い地域と云えます。企画展示コーナーでは、「白浪五人男」や「曽我物語」を中心に、相模を舞台にした役者絵などが展示されています
 
 
kabuki 02 2歌川国貞(三代豊国)の「五十三駅看立双六」が中央に展示されています。
 
歌川国明の「題名不詳(『青砥稿花紅彩画』より白浪五人男)」、二代歌川国久の「源頼朝公富士之裾野牧狩之図」、小林清親「曽我兄弟討祐経図」などの作品を初めとして、22点の浮世絵が展示されています。歌川国貞(三代豊国)の「五十三駅看立双六」が中央部分に展示されていますが、この作品は東海道五十三次コーナーで展示されている『役者見立東海道』の図柄を縮小してマスに並べたものです。東海道五十三次コーナーの展示作品とも見比べながら鑑賞するのも一興かなと思います。

◆東海道五十三次コーナーは「『役者見立東海道』の世界」
kabuki 03東海道五十三次コーナーは『役者見立東海道』を展示。歌舞伎のスターが目白押しです。
東海道五十三次コーナーでは「歌舞伎のスターが目白押し『役者見立東海道』の世界」というテーマで、歌川国貞(三代豊国)の描く役者絵を18点展示しています。

通称『役者見立東海道』シリーズは、各宿場の地名や故事にちなんだ歌舞伎の登場人物が、当時の人気役者の似顔で描かれています。歌川広重の「東海道五拾三次(保永堂版)」の構図を背景にしているものもあり、一大ベストセラーとなりました。今回は、相模地域を中心に描かれた役者絵を展示しています。

◆「藤沢市新収蔵資料寄贈記念~番場コレクション展~」

今回の展示のもう一つの見どころは「番場コレクション展」です。「番場コレクション」とは、神奈川県議会議員ならびに藤沢市議会議員を務められた故番場定孝氏が蒐集された浮世絵のコレクションです。この度、ご遺族より藤沢市に新収蔵資料として寄贈されました。番場コレクションの特長は、藤沢宿や江の島を題材にした浮世絵がコレクションの中心となっていることです。
kabuki 04番場コレクションの浮世絵作品(「藤沢市新収蔵資料寄贈記念 番場コレクション」のパンフレットより)
今回は、藤沢宿コーナーに12点、江の島コーナーに12点、全部で24点の浮世絵が展示されています。有名な喜多川歌麿の「鮑取り」は、江の島コーナーに展示されています。
 
kabuki 05藤沢宿コーナーの展示
kabuki 06江の島コーナーの展示
 
いずれも貴重な作品ばかりです。是非とも藤澤浮世絵館に足をお運びいただき、じっくりとご鑑賞いただければと思います。

◆学芸員による「見どころ解説」が2021年4月24日(土)に行われます。
  ・日にち:2021年4月24日(土)
  ・時 間:11:00~/15:00~ 2回開催(各回30分程度)
  ・会 場:藤澤浮世絵館
  ・定 員:各回20名(申込み受付順)
       現在申込みを受け付け中です。ご希望の方は藤澤浮世絵館に
       電話(0466-33-0111)でお申し込み下さい。
kabuki 07展示中の「相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵 白浪五人男・曽我物語」の見どころについて学芸員がわかりやすく解説します。
 
なお、藤澤浮世絵館の公式ホームページ(下記)では、展示作品の解説が展示期間中掲載されています。あわせてご覧ください。

    http://fujisawa-ukiyoekan.net/collections/top.html
  

記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2021年4月13日