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趣 味・歴史

ツバメの繁殖

2022年6月26日  (S.Takahashi)
ツバメは日本中で見られ人家近くに巣を作り、親鳥がひなに餌を足しげく運ぶ微笑ましい光景はよく見られます。その生態を追ってみました。ツバメは2度繁殖する場合があります。ツバメは夏の時期を日本で過ごす「夏鳥」といわれる渡り鳥です。春になると、フィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなど遠く南の方からはるばる日本へとやってきます。これは、距離にして凡そ2,000km~5,000kmにもなります。平均時速40km~60kmで飛行する。東南アジアから海を越えてやってきたツバメは、沖縄を経て、3月頃九州に姿を見せます。そして、暖かくなるのに伴って北上し、各地で繁殖を行います。
平塚市内で見かけたツバメの巣作り
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巣作りから巣立ちまで
親鳥は泥やワラ、枯れた草を口に咥えて運び込み、それを粘着性のある。唾液で固めて巣を作っていきます。これらの材料は田んぼや畑から容易に手に入ります。ツバメは新しく巣をつくる場合もあれば、空いている巣を直して使うこともあります。一般にツバメは人家や納屋など、必ず屋根のある人工物に巣を作ります。敢えて人のいる場所に巣作りをするのは、外敵から身を守るためと考えられています。人の存在によって外敵を遠ざけるというのは自然の知恵でしょう。1度の産卵で4個前後産卵します。卵は主に雌の親鳥が温め、産卵から孵化までは凡そ2週間です。孵化から巣立ちまで凡そ3週間位です。雄鳥が口に虫をくわえてきます。これを繰り返し、5羽の雛に順番に与えます。毎日、朝から晩まで疲れずに餌を運びます。凡そ3週間経つと雛は巣の外に出るようになります。これで雛は巣立ちとなります。
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参考文献・サイト
『ツバメの謎: ツバメの繁殖行動は進化する!?』北村 亘 著(誠文堂新光社)
『ツバメのひみつ Secret of Swallow』長谷川 克 著、森本 元 監修(緑書房)
『鳥ってすごい!』樋口広芳 著(ヤマケイ新書)
 https://nature-and-science.jp/swallow/#page-1 
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2022年6月25日