釘を一本も使わない海の家 完成
2017年7月1日 M.Yama
江の島入口・片瀬東浜に釘を一本も使わないで作られた海の家が完成しました。砂浜に釘を残さない環境にやさしい建物です。危険物を海岸に放置しないように、との願いを込めて 湘南の海岸でごみ拾いをつづけているNPO法人「海さくら」と日本財団が日本で初めて「釘のない海の家」を開設しました。建物はドーム型で全体は合板を組み合わせクサビで固定、土台は海岸の砂を袋に詰めたものを並べ、外側は天幕を使い紐で止める構造で釘は一本も使用されていません。建設には近くや東京から来たちびっ子達も参加しました。
この夏ライフガードの活動の場、東浜組合や放送設備の事務所として使用されます。
この夏ライフガードの活動の場、東浜組合や放送設備の事務所として使用されます。

● 釘の無い海の家はどうやって出来ているか


各所を結合する木製具。これにクサビをゴムハンマーで打ち込み固定する。

ドア、窓、棚、間仕切り等の内装品もすべて間伐材の合板を使用して組み合わされクサビで止めて構造物にする。

土台は浜の砂を袋に詰め床下に幾つも並べる。その上に合板の建物を載せ固定する。建物解体の時には砂に戻し土台の残材が残らない。
●ちびっ子達も準備・建設に参加

6月3日には片瀬小学校体育館にて建物全体を覆う天幕を作る作業が沢山のちびっ子達がが参加して行われた。デザインに色を塗るなど共同作業で天幕を仕上げた。

建物建設にもちびっ子が参加し壁部分の設営、内装などのゴムハンマーを使いながら作業を行った。安全の白いヘルメットをかぶり緊張した面持ちで作業をしていた。
6月24日、皆で力を合わせて作業し遂に完成。シャンパンを建物の隅々に掛けてお祝いした。

マップ: 江の島入口の地下トンネルを過ぎてすぐ左側
