関東大地震 震源地は神奈川県長後の湘南くじら館で、展示「関東大地震 震源地は神奈川県だった」が10月1日(日)まで開催されています。
関東大地震 震源地は神奈川県だった
2017年9月22日 (Tanbakko)
長後の湘南くじら館で、展示「関東大地震 震源地は神奈川県だった」が10月1日(日)まで開催されています。
2013年9月1日の朝日新聞が展示されています。それによると関東大地震の震源地は神奈川県北西部となっています。関東大地震の震源地については相模湾を震源地とする説もあり、研究者によっても異なっているようです。
岩波新書「大地動乱の時代」(石橋克彦著)では、「(9月1日土曜日)午前11時58分31.6秒、神奈川県西部の地底でついに岩盤の大破壊が始まった」と書かれています(P68)。近年の研究で震源地は神奈川県北西部というのが有力になっているようです。
岩波新書「大地動乱の時代」(石橋克彦著)では、「(9月1日土曜日)午前11時58分31.6秒、神奈川県西部の地底でついに岩盤の大破壊が始まった」と書かれています(P68)。近年の研究で震源地は神奈川県北西部というのが有力になっているようです。
湘南くじら館の小山田知子さんのおじいさまが収集された、当時の新聞、雑誌、書籍、錦絵、絵葉書など貴重な資料が展示されています。
東京には16の新聞社がありましたが、大地震の発生で新聞発行機能を喪失してしまいました。それでも全力を傾注して復旧に努めました。報知新聞も9月6日になってようやく夕刊が発行できたとのことです(吉村昭「関東大震災」より)。しかし巷には流言飛語がとびかい、新聞報道は必ずしも正確なものとは言えなかったようです。
右から、東京都市計畫新設及び改修街路一覧、大東京復興双六、帝都大震災一覧(番付表)が展示されています。
関東大震災関連の小説などの書籍も展示されていました。
関東大震災関連の小説などの書籍も展示されていました。
震災後に発売された絵葉書類です。震災の状況を伝えるために観光客などに販売されました。観光客はこの絵葉書を使って震災後の被災地の状況を伝えました。
震源地が神奈川県北西部だったので、湘南や横浜の被害も甚大でした。展示では、横浜・藤沢・茅ヶ崎・平塚などの被害の大きさを物語る写真も数多く展示されています。震源地に近い小田原は震度7と推定されています。因みに当時は震度6が最高で、震度7という階級は設定されていませんでした。
大地震や火山噴火など自然災害の痕跡が藤沢市内や鎌倉に数多く残っています。その痕跡を写真で紹介しています。あわせてご覧ください。
【展示「関東大地震 震源地は神奈川県だった」の概要】
○展示期間:2017年9月13日(水)~10月1日(日) 11時~17時
※19日・25日・26日休廊(18日祝・月は開館)
○展示場所:湘南くじら館 〒252-0802藤沢市高倉668-12
○電話番号:0466-47-2946
○URL: http://www.shonanfujisawa.com/~kujira/
2018年5月20日