長谷川さちの彫刻平塚市美術館のロビーで2017年12月2日から2018年4月8日まで「長谷川さちの彫刻-レイライン」が開催されています。
長谷川さちの彫刻-レイライン
2017年12月22日 (hayatine)
平塚市美術館のロビーで2017年12月2日から2018年4月8日まで「長谷川さちの彫刻-レイライン」が開催されています。12月16日(土)に作家によるギャラリートークが開催されたので取材しました。2階に展示されている作品を廻りながら、長谷川さんの今までの制作活動や今回の展覧会に対する思いなどお話されました。
今回の展示のテーマである「レイライン」について、太陽や遺跡に以前から興味があったため、今回日本の古代遺跡をモチーフに会場の中にレイライン(太陽の光の道)を作ってみたそうです。八咫鏡(やたのかがみ)をモチーフにした「mirror」、お祓いに使う大幣(おおぬさ)をモチーフにした「brush」、茅の輪(ちのわ)くぐりの茅の輪を連想させる「rope」が直線状に配置されています。また少し離れた場所にある「gray」と「pitcher」も同じライン上に配置されています。
長谷川さんの作品はそのまま残した鑿の跡が印象的です。石をつるつるに磨くと重くて硬い印象になるが、鑿跡を残すと表面が明るく軽やかにになり石の重さがとれて存在感だけが残るため、表面を彫ったままにしているそうです。なぜ石にのめり込んでいるのかという質問に対して、石が一番思い通りにならなかったが、手間がかかるが還って来るものが一番大きかったからと答えていました。
今回の展示のテーマである「レイライン」について、太陽や遺跡に以前から興味があったため、今回日本の古代遺跡をモチーフに会場の中にレイライン(太陽の光の道)を作ってみたそうです。八咫鏡(やたのかがみ)をモチーフにした「mirror」、お祓いに使う大幣(おおぬさ)をモチーフにした「brush」、茅の輪(ちのわ)くぐりの茅の輪を連想させる「rope」が直線状に配置されています。また少し離れた場所にある「gray」と「pitcher」も同じライン上に配置されています。
長谷川さんの作品はそのまま残した鑿の跡が印象的です。石をつるつるに磨くと重くて硬い印象になるが、鑿跡を残すと表面が明るく軽やかにになり石の重さがとれて存在感だけが残るため、表面を彫ったままにしているそうです。なぜ石にのめり込んでいるのかという質問に対して、石が一番思い通りにならなかったが、手間がかかるが還って来るものが一番大きかったからと答えていました。
ギャラリートークで話す長谷川さん
brush 2017年 黒御影石 h163×w80×d75cm
mirror 2017年 黒御影石 h100×w83.5×d52cm
白い家 2011年 砂岩 h210×w85×d86cm
rope 2017年 黒御影石
風の家 2012年 黒御影石 h59×w59×d60cm
gray 2008年 黒御影石 h130×w150×d60cm
pitcher 2014年 黒御影石 h45×w26×d21cm
2018年6月14日