「チーム藤沢」のプル型支援SNSの機能を存分に活かすと共に度々被災地を訪れて、現地ボランティアや団体などとつながり『今、必要なものを、必要な方に
「チーム藤沢」のプル型支援
2018年 8月19日 (hiramechann)
近年、日本各地で大きな災害が発生し、被災地の状況・支援の呼びかけ・ボランティアの活動・復興の状況報告がニュースになっています。しかし、少し遠くにいる人々は、何かしようとしても具体的な方法が見つからず、公的な募金をするくらいにとどまることが多いのではないでしょうか?
そんな中、「チーム藤沢」というフェイスブック(FB)上のグループを作り、SNSの機能を存分に活かすと共に度々被災地を訪れて、現地ボランティアや団体などとつながり、『今、必要なものを、必要な方に届ける。』ことをモットーにしている活動があります。この支援方法は、「プル型支援」と呼ばれています。
そんな中、「チーム藤沢」というフェイスブック(FB)上のグループを作り、SNSの機能を存分に活かすと共に度々被災地を訪れて、現地ボランティアや団体などとつながり、『今、必要なものを、必要な方に届ける。』ことをモットーにしている活動があります。この支援方法は、「プル型支援」と呼ばれています。
支援物資を届けた方々と下田さん、メンバーから集まった物資
被災直後の状況は時間とともに変化しますので、支援の内容も変えなければ役に立ちません。「チーム藤沢」の拠点には、FBの呼びかけに応じた品物や募金が、早々に、多くのメンバーから集まりますので、現地では手間がかからないようにすべてをわかりやすく分類・箱詰めして届けます。
1人のできることは小さくて、どこに届けたらよいかわからないけれど、写真のようにまとめて頂き、必要な人のところに届くので、やりがいが生まれます。そして、届いた先での状況報告もFB上でいつでも見られるので、継続の力になるというのがメンバーそれぞれの思いです。
1人のできることは小さくて、どこに届けたらよいかわからないけれど、写真のようにまとめて頂き、必要な人のところに届くので、やりがいが生まれます。そして、届いた先での状況報告もFB上でいつでも見られるので、継続の力になるというのがメンバーそれぞれの思いです。
まるで無料のフリマ(?)ほしいものを選んでいる現地の様子(熊本)
感謝の言葉とともに、笑顔の報告が寄せられます。(広島)
「チーム藤沢」代表の下田亮さんのお話
阪神大震災の時も、東日本大震災の時も、何かしようと思ったが何もできませんでした。以前、生まれ故郷で自分が災害にあった時、助けられたことを思い出していましたが、、、。そして2016年4月に熊本地震が起きました。
もしこの熊本で自分が何もしなかったら死ぬまで後悔すると思い、強い衝動にかられている想いをSNSで投稿したところ、すぐに大きな反応がありました。「是非一緒に被災地支援やりましょう!」、「僕たちに出来る事は何でも言ってください。」、「熊本に行きましょう!」など沢山のメッセージを頂き、わずか3日後には「チーム藤沢」を結成して熊本地震の被災地に向けて人的派遣を行い、現地ボランティアの方々とつながり、様々な形で支援をし、1年間で終了しました。その後、今年6月に起きた「広島県豪雨災害」支援を始めました。この活動にご賛同いただいている皆の力で続けています。
阪神大震災の時も、東日本大震災の時も、何かしようと思ったが何もできませんでした。以前、生まれ故郷で自分が災害にあった時、助けられたことを思い出していましたが、、、。そして2016年4月に熊本地震が起きました。
もしこの熊本で自分が何もしなかったら死ぬまで後悔すると思い、強い衝動にかられている想いをSNSで投稿したところ、すぐに大きな反応がありました。「是非一緒に被災地支援やりましょう!」、「僕たちに出来る事は何でも言ってください。」、「熊本に行きましょう!」など沢山のメッセージを頂き、わずか3日後には「チーム藤沢」を結成して熊本地震の被災地に向けて人的派遣を行い、現地ボランティアの方々とつながり、様々な形で支援をし、1年間で終了しました。その後、今年6月に起きた「広島県豪雨災害」支援を始めました。この活動にご賛同いただいている皆の力で続けています。
山間部の様子をドローン(中央の空に点のように見える)により空撮
広島での第5次の支援では、支援物資の運搬の他に、ドローンを使った空撮等をしました。現地の方から、「矢野の山をドローンで見て驚きました。頂上に近いところ、昔の水が流れた後、思わぬところが崩れていたりしている。このあとの台風にどうすべきかわかりました。」という声が寄せられました。第6次支援は8月27日(月)出発予定で、具体的な物資や募金を呼び掛けています。
筆者も「チーム藤沢」のメンバー(約1,350人)の1人です。FBの発信を受け、微力ながら被災地の支援に参加することができて、広い範囲のボランティアの方々とつながることができています。さらに、報道からは伝わってこない現実を受け止めて、災害を身近に感じるようになるとともに、心構えも学びました。民間の自発的な活動の最大の利点だと思っています。
2018年8月19日