Lines 線を巡る表現平塚市美術館では、当館の所蔵品の中から、「Lines(ラインズ)線を巡る表現」というテーマで特集展示している。
「Lines(ラインズ)線を巡る表現」特集展示
2018年11月8日 (Itazu)
平塚市美術館では、当館の所蔵品の中から、「Lines(ラインズ)線を巡る表現」というテーマで特集展示している。会期は2018年9月15日(土)から11月25日(日)迄。
線をテーマにして特集された作品群からは、線描の力に新たな発見などがあり、魅力的な展示会となっている。
線をテーマにして特集された作品群からは、線描の力に新たな発見などがあり、魅力的な展示会となっている。
菅野陽《夜明け》1952年
工藤甲人《樹木のうた》1956年
必ずしも写実的とは言えない絵であっても、的確に対象をとらえていると感じる作品がある。その謎を、当館の所蔵作品になかから線を巡る様々な表現を展示し、画面の中で線がどのような役割を演じているか探ろうとしている。
①線描を中心に据えた作品、②自然や人間が作った線、③筆触の表現が生かされた作品といった3っの視点から特集されている。(当館案内による)
①線描を中心に据えた作品、②自然や人間が作った線、③筆触の表現が生かされた作品といった3っの視点から特集されている。(当館案内による)
井上三綱《水辺の馬》1951年
これらの作品を見ていると、空間を分割する線によって視角が変化したり奥行きができるとともに、線の展開によって時間が推移し、何か物語のようなものが展開してくる。
久野和洋《古代の地–(Ⅱ)TARUQUINIA》
髙良眞木《赤い木黒い木》1957年
本美術館の、豊富な収蔵作品には目を見張るものがあり、線に注目した展示によって作品が改めて何か語り掛けてくるようなイメージを展開し、新鮮さを感ずる展覧会である。
尚、本展の公式ホームページはこちら
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/page14_00115.html
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/page14_00115.html
尚、当館では、隣接展示室にて、日本画の巨匠小倉遊亀の大規模な回顧展
(10月6日~11月18日)が開催されている。
2018年11月9日