浮世絵 寿語六(すごろく)(カレンダー)
撮影日:2018年12月12日 場所:藤澤浮世絵館 (M.Yama)
藤沢市藤澤浮世絵館の2019年のカレンダーは「いろは譬え神仏名所寿語六(すごろく)」です。飛び双六と呼ばれる遊びでサイコロの目に従って指定された箇所(神社仏閣名所)に飛びます。あたかも江戸時代ののどかな社寺参拝めぐりをしている様な一時を楽しめます。
2019年カレンダー いろは譬え神仏名所寿語六(すごろく)
一立斎(歌川)広重画 伊勢屋兼吉 版 弘化4年(1847年)~嘉永5年(1852年)出版
たて52.2cm よこ91.7cm 200円
一立斎(歌川)広重画 伊勢屋兼吉 版 弘化4年(1847年)~嘉永5年(1852年)出版
たて52.2cm よこ91.7cm 200円
〇 遊び方
双六の遊び方 ふりだしから 出たサイコロの目に従って各名所を回り 上がりへゆく。 遊び方解説書もついています。
双六右側部 主に江戸(現東京)のまちの寺神社が描かれている。池上本門寺、白山神社、両国・回向院、神田明神、高輪・泉岳寺、雑司ヶ谷・鬼子母神堂、鶴岡八幡宮などが描かれている。また下方 ふりだしの大きなマスには真柴久吉(実は豊臣秀吉)が描かれている。上がりの大きなマスには歌舞伎『楼門五三桐』「南禅寺山門の場」の石川五右衛門が描かれている。
左部中央には「江島神社」が描かれている。上部には遠く安芸国宮島・厳島神社(広島県)が描かれている。下方ふりだしの大きなマスの中の柱に書かれた札の頭の字を順に読むと「よ・く・う・れ・ま・す」(良く売れます)と縁起の良い言葉になっています。
2018年12月12日