諏訪神社に参詣される遊行上人遊行寺と大鋸の諏訪神社には、神仏習合の慣習が残されていて、正月元日に遊行上人は諏訪神社に参詣される。
諏訪神社に参詣される遊行上人(元日行事)
2019年1月1日 (itazu)
遊行寺と大鋸の諏訪神社には、神仏習合の慣習が残されていて、正月元日に遊行上人は諏訪神社に参詣される。
諏訪神社
諏訪神社案内 遊行寺山門
遊行寺に隣接する大鋸の諏訪神社は、以前は、遊行寺境内に建立されていた。南北朝時代の建武2年(1335年)遊行寺を開いた遊行上人第四代呑海が同寺院の鎮守として、信州の諏訪大社から勧請したことにより創建されたと伝えられ、以来、藤沢山の守護神として、藤沢宿東方面の大鋸町や大久保町などにおける総鎮守となっている。
現在は、県道で境内が分断され、しかも神仏分離によって遊行寺とは直接的な関係はなくなっているが、それでも、正月元日に遊行上人は諏訪神社に参詣し、また、諏訪神社の祭礼の時には遊行寺の本堂で遊行上人の祈願と祝い金をいただくことになっている。その都度、宿役人も同行し、毎年同じことが行われている。遊行寺と宿民との深いつながりが今に生きている。
(藤沢市史ブックレット2「藤沢と遊行寺」参照)
(藤沢市史ブックレット2「藤沢と遊行寺」参照)
今年も元日、晴天の下、遊行上人が元旦に参拝され、お札くばりが行われた。
→ 朝10時、上人のお越しを待つ氏子の皆さん →遊行上人の来訪
氏子の代表と本殿に入られる上人 →お祈りが始まる
→ 参拝後、本殿前で、一般参拝者にお札くばりが行われた。
また、本諏訪神社は、七福神の一つ、大黒天も祀られ、藤沢七福神巡りの名所でもある。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2019年1月8日