御幣山遺跡現地見学会藤沢市の南部、御幣公園の南に位置する御幣山遺跡の第9次発掘調査が現在行われています。
御幣山遺跡現地見学会
2019年3月18日 (hayatine)
藤沢市の南部、御幣(おんべ)公園の南に位置する御幣山遺跡の第9次発掘調査が現在行われています。その発掘現場を見学できる催しが3月10日(日)に開催されました。この遺跡は昭和30年代から9回に渡って調査が繰り返され、旧石器時代の石器や、縄文時代の土器等数々の成果がありました。今回も鎌倉~室町時代の溝状遺構や縄文時代の土器の破片や、旧石器時代の石器等が多数見つかりました。見学会には大勢の人が訪れ、発掘調査についての説明に耳を傾け、出土した遺物を熱心に見ていました。
御幣山遺跡の範囲と第1~9次調査地点の位置 第9次は赤色の部分 右がI区、左がⅡ区
Ⅱ区から見た今回の発掘現場 奥がI区
Ⅱ区 4号溝状遺構 ここからは馬と考えられる歯の破片と陶器破片が出土しました。
I区 発掘作業中の写真
I区 関東ローム層(赤土)の中から石器集中ブロックや礫群が出土しました。
I区 縄文時代の遺物出土状況の写真
出土した内側にも文様のある表裏縄文土器の破片
出土した旧石器時代の尖頭器、ナイフ形石器など
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2019年3月19日