時宗二祖真教上人七百年御遠忌(遊行寺)
2019年4月2日 (itazu)
遊行寺では、二祖真教上人が亡くなられて700年目にあたる今年、御遠忌(ごおんき)の記念法要が進められている。御遠忌とは、宗祖の命日を50年、100年とまとまったときに行われる法要で、時宗では、一遍上人とともに二祖真教上人の御遠忌法要が伝統的に行われている。

宗祖一遍上人は、「遊行」に身命を投げ打ち寺院や教団を創立する意思はなかったが、没後、教えを相続してほしいという声が絶えず、その声に応え、遊行の法灯を継承し、教団を築いたのが二祖真教上人である。

二祖真教上人も一遍上人と同じように遊行による布教をしていたが、遊行には、旅の性質上、法話を聞いたり教えに触れる機会に継続性がないところから、全国各地に念仏道場を建立し、3代目智得上人に「遊行上人」を譲り、相模原当麻の無量光寺に独住(遊行をやめること)する。1319年1月27日無量光寺にて83才で亡くなる。

今回の御遠忌の記念法要は、命日の2月27日の開白法要から始まり、3月には、相模原当麻の無量光寺で御廟参拝があり、10月までほぼ毎月総本山の遊行寺にて法要が行われる。

記念事業としては、総本山御本尊の修復、宝物館の特別展などがあるが、注目すべきは、4月13日~6月9日まで京都国立博物館で開催される「国宝一遍聖絵と時宗の名宝」展である。

本展では、国宝「一遍聖絵」(遊行寺蔵)をはじめ、真教の足跡をつづった「遊行上人縁起絵」、一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や彫刻などが紹介される。
詳細は、下記サイトを参照。
・二祖真教上人七百年御遠忌 http://ureshikika.com/
・特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」プレスリリース
http://ureshikika.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/jishu_press_web.pdf
・二祖真教上人七百年御遠忌 http://ureshikika.com/
・特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」プレスリリース
http://ureshikika.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/jishu_press_web.pdf
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