鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム オープン
2019年4月30日 (itazu)
「旧神奈川県立近代美術館 鎌倉」が「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」として生まれ変わり、2019年6月8日よりオープンする。それに先立ち、4月20日(土)から5月6日(月・祝)までプレーオープン企画として建築公開「新しい時代のはじまり」展が開催されている。

展示会では、
◆1950年に行われた設計競技(コンペ)から今回の改修工事までの軌跡の紹介
◆【「神奈川県立近代美術館 鎌倉」65年の声 1951-2016】の映像などにより、同館の活動の歩みを知ることができる。
◆1950年に行われた設計競技(コンペ)から今回の改修工事までの軌跡の紹介
◆【「神奈川県立近代美術館 鎌倉」65年の声 1951-2016】の映像などにより、同館の活動の歩みを知ることができる。

同館は、建築家・坂倉準三(1901-1969)によるモダニズム建築を代表するもので、日本の伝統とモダニズムの合理性を兼ね備えた建築として知られる。
坂倉準三は、東京帝国大学で美術史を学び、建築を志し渡仏、建築の巨匠ル・コルビュジェに学び1937年のパリ万博では日本館を手掛けグランプリを獲得している。同館は、その坂倉の戦後最初の作品で、モダニズム建築に、随所に日本的な要素が採り入れられている。
坂倉準三は、東京帝国大学で美術史を学び、建築を志し渡仏、建築の巨匠ル・コルビュジェに学び1937年のパリ万博では日本館を手掛けグランプリを獲得している。同館は、その坂倉の戦後最初の作品で、モダニズム建築に、随所に日本的な要素が採り入れられている。

◆柱による内と外の空間の開放を考えた設計は、石壁のヨーロッパの建物とは違う日本的な発想で、桂離宮のような日本の伝統的な建築と庭園との密接な関係が取り入れられており、西洋の文化と和が融合したものになっている。
◆外壁面には最新技術とともに、1階の壁には素朴な大谷石が使われている。
◆外壁面には最新技術とともに、1階の壁には素朴な大谷石が使われている。

今回、全面的に、最新の技術によって耐震補強や機能の向上がはかられた他
◆従来の西側県道からの入館ではなく、鶴岡八幡宮の参道から入館できるよう正面玄関が東側に設置され、参拝客が非常にアクセスしやすくなっている。(写真下左)
◆参道からの入口の右側に、カフェ&ミュージアムショップが新しく建てられた。[2019年8月オープン予定](建物内には2010年に倒伏した御神木・大銀杏の樹幹が保存されている)(写真下右)
◆従来の西側県道からの入館ではなく、鶴岡八幡宮の参道から入館できるよう正面玄関が東側に設置され、参拝客が非常にアクセスしやすくなっている。(写真下左)
◆参道からの入口の右側に、カフェ&ミュージアムショップが新しく建てられた。[2019年8月オープン予定](建物内には2010年に倒伏した御神木・大銀杏の樹幹が保存されている)(写真下右)

今後、本館は、鎌倉の魅力をより広く深く伝え、日本の伝統や精神文化に触れられる鎌倉のガイダンス施設として、また旧神奈川県立近代美術館 鎌倉への親しみを継承した美術展を展開する施設として再スタートする。

尚、鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの公式ホームページはこちら→
http://tsurugaokamuseum.jp/
http://tsurugaokamuseum.jp/
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。
2019年04月29日
