自動運転バスの実証実験 「ロボットと共生する社会」の取組の一つとして、江の島の公道約2Kmにおいて自動運転バスの実証実験が行われました。
自動運転バスの実証実験 江の島周辺で開始
2019年8月27日 (M.Yama)
県の「ロボットと共生する社会」の取組の一つとして、自動運転バスの実証実験を江の島の公道約2Kmにおいて開始した。一般の方々も8月26日(月)より30日(金)に試乗を行う。(受付終了)21日(水)には報道関係が試乗を行った。検証実験の目的は限定条件の下、一般車両や自転車、歩行者が行き交う環境(公道)で自動運転バスを実際に走らせ、走行検証及び自動運転バスの実用化に向けたサービス面の検証を行う。当実験を通し来年の東京2020大会セーリング会場での運用など検討を進めて行く。当実証実験は「レベル3」と呼ばれ、公道上ではあるが限定された条件の下で、システムが全ての運転を行う。しかし限定以外、緊急時等には人間が操作を行い適切に対応する。実験は小田急電鉄株式会社、江ノ島電鉄株式会社、SBドライブ株式会社及び先進モビリティ株式会社などの連携で行われた。「レベル3」に関しては下方のリンクをご覧ください。
実験車両は日野ポンチョをベースにした自動運転車両で8人乗りで前と後ろの2ドア。(黒い部分がドア)鮮やかな青いボディには実験委託企業のロゴマークが表示されている。
鮮やかな青いボディの外側にはカメラ、センサー、通信アンテナ、などが取り付けられている。実験車両はシステムで自動運転を行うがリモート監視システムにより遠方より人間による監視及び操作が出来る様になっており非常の場合対応が可能。
画像提供:小田急電鉄株式会社
● 自動運転と運転手
本検証実験は「レベル3」とありシステムが全般的運転の発進、停止、信号に従って進む、人・車など障害物は避けるなど行いますが、限定条件外や緊急時などの為に運転手が座っています。ハンドルやブレーキなどには触っておりませんがいつでも対応できる体制です。今回試乗の実験走行中では江の島内バスターミナル付近で他車との間隔が近い混雑状況や道路工事の近くを通る時は運転手が操作を行った。
●車内の様子
車内には走行状況の表示モニターがあり(画像左)、走行の状況、停留所の情報、先の信号の状況などが表示されている。また車内乗客の状況も確認されており(画像右)、全員の着席を確認後・発車、走行中に立ち上がったり移動を行うなどすると注意を促すメッセージが流れる。