大磯町「鴫立庵」企画展 大磯町郷土資料館では、12月8日まで江戸時代から続く俳諧道場「鴫立庵」ゆかりの資料を公開しています。
大磯町郷土資料館「鴫立庵」企画展
2019年11月10日 (B.stone)
県立大磯城山公園にある大磯町郷土資料館では、12月8日まで江戸時代から続く俳諧道場「鴫立庵」ゆかりの資料を公開しています。鴫立庵は京都の落柿舎、大津の無名庵と並ぶ日本三大俳諧道場の一つで、1695年に入庵した1世大淀三千風以来、今日まで23世の庵主が続く、歴史ある大磯の文化施設として親しまれてきました。この企画展では、その時々の俳諧の歴史を織り交ぜながら、主に資料館で保管されている江戸時代から今日までの鴫立庵に関わる貴重な資料が展示されていました。
郷土資料館は城山公園ゆかりの旧三井別邸を模した建物です。
展示では西行法師の真跡と伝わる書などを見ることができます。
中央は鴫立沢で西行が使ったという故事に由来する筆草です。
かつて鴫立庵にあった湘南発祥の碑の実物は資料館に移されています。右が表面の拓本、裏面に「著盡湘南清絶地」と刻まれています。
西行が「心なき身にも哀はしられけり鴫立沢の秋の夕暮」と詠んだ鴫立沢の現在の様子。左が鴫立庵になります。
城山公園から国道1号線を挟んだ向かい側には復元された旧吉田茂邸があります。
旧吉田茂邸ではバラ園などでさまざまな種類の秋バラが咲いていました。
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記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2019年11月13日