コロナ対策 災害避難所 間仕切りコロナ感染防止に向けた取組~「災害避難所用 間仕切り」を本庁舎1階で展示
コロナ感染防止に向けた取組 ~「災害避難所用間仕切り」
2020年9月23日 (M.Yama)
新型コロナウイルス感染症の収束見通しがたたない中,台風や地震等災害時の避難所においても,感染症対策が必要です。その取り組みの一つとして藤沢市では避難所に避難の方々の密を避け、またプライバシーにも配慮した感染防止資機材が順次配備されます。藤沢市役所本庁舎1階ラウンジでは段ボール製のベッドを含む簡易個室型間仕切りと他の方からの視線を防ぐ事を配慮した空間が確保できる間仕切りが展示されています。(2020年9月30日まで展示)
本庁舎1階ラウンジで展示の段ボール製のベッドを含む間仕切り1、(左側)と他の方からの視線を避ける事に配慮した間仕切り2(右側)。
● 間仕切り 1 (簡易個室型)
間仕切り1は支柱など構造材は全て段ボール材で作られており軽量に出来ている。周りはカーテンが掛けられる構造になっており外からの視線を防いでいる。各部材が軽量の為、天井梁にあたる高所などのやり方は多少考慮すれば女性の方も組み立てに参加出来る構造になっている。サイズは幅1.5mほど、奥行きは2mほどで状況に応じて変更も可能に見えます。
ベッドもハニカム構造の段ボール材の組み立て。一つ一つの部材は軽い。触って見るとかなりの強度が感じられる。
● プライバシーに配慮した空間を確保できる間仕切り 2
家族などが外からの視線を防いでプライバシーの確保の空間が作れる。側面の段ボール壁材を組み立て行くと希望の大きさの空間が作れる構造になっている。
内壁は白色の為明るさが感じられる。
壁面は差し込み式構造になっており、必要に応じ自在に拡張・縮小が出来る。
● 実際の災害避難所での活用の様子
2020年7月 熊本県人吉市等で48時間で400mm以上の雨量が記録される豪雨が発生し 氾濫流による建物・橋梁の破壊・流失、および浸水による被害が生じ、一時は1500名以上の方々が体育館など避難所へ避難を余儀なくされた。(7月5日時点の概略暫定情報)その様な状況の中 コロナ感染防止への対策の一つとして実際に活用された。
提供:特定非営利活動法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2020年9月20日