平塚の囲碁棋士 木谷實九段日本有数の囲碁の棋士として平塚市内に木谷道場を開き50人以上のプロ棋士を育てた木谷 實九段
日本有数の囲碁棋士 木谷實九段
2021年1月27日 (S.Takahashi)
木谷 實九段は囲碁の棋士として大正時代から活躍し日本棋院囲碁殿堂入りの日本有数の棋士。平塚市内に開いていた木谷道場より50人以上のプロ棋士を育て、囲碁界で活躍の大竹英雄名誉碁聖・加藤正夫名誉王座・二十四世本因坊秀芳・武宮正樹九段・小林光一名誉棋聖・二十五世本因坊治勲・小林覚九段・ほか多数が門下。
平塚市では毎年駅前商店街で、木谷道場から輩出したプロ棋士がアマ棋士を募って1,000面打ちの催しを開催します。この契機となった中心人物である木谷九段を紹介します。昨年はコロナ感染拡大防止対策でこのイベントは中止になりました。
●木谷道場の跡地
平塚駅南口から徒歩約15分位の所にあった木谷道場の跡地には現在は大きなマンションが建っているので、その面影は何もない。マンションの脇には木谷實の功績を讃える石碑が建てられています。石碑は2001年3月に平塚市長によって建立されました。石碑には「囲碁界に尽くされた木谷實九段は昭和14年から昭和50年までこの地の自宅を木谷道場として多くの内弟子を育てた。現在、弟子、孫弟子を合わせると500段を超える棋士達がその遺志を継いで活躍中である。」と記されています。
平塚駅北口正面のバス停前に「木谷道場があったまち 囲碁のまちひらつか」の記念塔が建っている。
●「木谷實・星のプラザ」
平塚市中央公民館2階ギャラリーのコーナーに木谷實履歴に関する資料が展示されている。
エレベーターホールを出た正面のコーナー「木谷實・星のプラザ」にはゆかりの写真その他が飾られている。
エレベーターホールを出た正面のコーナー「木谷實・星のプラザ」にはゆかりの写真その他が飾られている。
「木谷實・星のプラザ」
現在も活躍する多数の「木谷實門下生」
一世を風靡した新布石解説図 “呉清源”との間で交わした新しい定石を打ち立てた記録
門下生の打ち合いの様子
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2021年1月25日