江の島の植物 オオキバナカタバミ江の島では広場の片隅や参道わき、龍野ヶ丘広場などで普通に見ることができます。
江の島の植物・オオキバナカタバミ
2021年2月25日 写真&文: 坪倉 兌雄
オオキバナカタバミ(大黄花片喰)Oxalis Pes-caprae は、カタバミ科カタバミ属の多年草で、南アフリカ原産の帰化植物。明治の中頃に観賞用に導入され、その後帰化して各地の空き地や道端に野生化しています。江の島では広場の片隅や参道わき、龍野ヶ丘広場などで普通に見ることができます。地下に鱗茎があり、根生した葉柄の長さは約15㌢、その先端にハート形の3小葉が円形につき、葉は緑色で表面には紫褐色の斑点が散在します。花期は2~4月、葉より長い花茎を伸ばし、先端に散形花序を出し、黄色い花を5個ぐらいつけます。花の径は約4㌢で、日が射すと花を開き曇ると閉じます。花弁は5個、雄しべは10個で葯は橙黄色、雌しべは1個で、雄しべより短く花柱は5個で外側に曲がります。果実はほとんどできません。
名前の由来は、大きな黄色い花を咲かせるカタバミで、オオキバナカタバミ(大黄花片喰)。カタバミ(片喰)は、日が雲にさえぎられて曇り、または日が沈み夜になると葉が閉じて、葉の半分が食べられたように見えることによります。
江の島ではオオキバナカタバミ以外にも、春から秋にかけて色々な種類のカタバミを見ることができます。例えば、「カタバミ」は地下に球根をもち、茎は分枝してはい上部が立ち上がって、葉腋から花柄を伸ばし黄色い花をつけます。「タチカタバミ」は茎を直立させて、カタバミと同じ黄色い花を咲かせます。「イモカタバミ」は、地下に根茎があり、葉より長い花茎を出して紅紫色の花をつけます。「ムラサキカタバミ」は、地下に褐色の鱗茎があり葉は根生し、葉より高い花茎を出して先端に淡紫紅色の花をつけます。また参道わきの草むらに、「カントウミヤマカタバミ」が白い花を開いていました(写真2020/10/25)。
江の島ではオオキバナカタバミ以外にも、春から秋にかけて色々な種類のカタバミを見ることができます。例えば、「カタバミ」は地下に球根をもち、茎は分枝してはい上部が立ち上がって、葉腋から花柄を伸ばし黄色い花をつけます。「タチカタバミ」は茎を直立させて、カタバミと同じ黄色い花を咲かせます。「イモカタバミ」は、地下に根茎があり、葉より長い花茎を出して紅紫色の花をつけます。「ムラサキカタバミ」は、地下に褐色の鱗茎があり葉は根生し、葉より高い花茎を出して先端に淡紫紅色の花をつけます。また参道わきの草むらに、「カントウミヤマカタバミ」が白い花を開いていました(写真2020/10/25)。
2021年2月25日