愛宕社 ゆかりの勝軍地蔵
小田原 新玉小学校近く 真言宗蓮上院が鎮座する。本堂に観音像の立つ納骨堂があり、その裏手石造物群に勝軍地蔵が祀られる。
小田原 新玉小学校近く 真言宗蓮上院が鎮座する。本堂に観音像の立つ納骨堂があり、その裏手石造物群に勝軍地蔵が祀られる。
愛宕社(あたごしゃ)ゆかりの勝軍地蔵
目次
愛宕社(あたごしゃ)ゆかりの勝軍地蔵
2021年11月08日 (江ノ電沿線新聞)
続・湘南のお地蔵さま(59)中島淳一
『愛宕社(あたごしゃ)ゆかりの勝軍地蔵』小田原市 浜町
『愛宕社(あたごしゃ)ゆかりの勝軍地蔵』小田原市 浜町
小田原駅東口からバスで三分程の新玉小学校で下車。交差点まで戻り左へ少し進むと真言宗蓮上院が鎮座する。本堂左手前の墓域に観音像の立つ納骨堂があり、その裏手の石造物群の中に今回紹介する勝軍地蔵が祀られる。右手に錫杖(欠失)、左手に宝珠を持ち、頭には兜を、体には袈裟をまとい雲中を駆ける馬に乗る勇壮な姿である。この珍しい姿のお地蔵さまは勝軍地蔵といい、戦勝祈願や火伏の本尊として信仰された地蔵の変化身である。
この像は現在の小田原駅西口付近にあった真言宗安国寺境内の愛宕社に祀られていたようだが(勝軍地蔵は愛宕神社の祭神が仏の姿となったもの)、新幹線新駅造成工事等をきっかけに蓮上院に遷座されたようである。蓮上院は鎌倉時代の創建で、戦国時代から江戸時代まで小田原城の祈願所であった。本堂裏手には小田原城守護のため築造された約九キロにわたる土塁の一部が残っており、昭和二十年の小田原空襲の爆弾着弾跡も確認できる貴重な史跡である(見学は道路側より可能)。客仏ゆえ沢山の石造物群の中で「密」状態にあるが、馬上で袖を風に翻す姿は美しく、今すぐにでも大空へ飛翔するかのような躍動的なお地蔵さまである。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2021年11月06日
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