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江の島の植物・マルバグミ

江の島の植物・マルバグミ
カキドオシ江の島では北緑地の海側や聖天島公園、参道わき、竜野が丘自然の森、海側の藪の中など、いたるところで見ることができます

江の島の植物・マルバグミ

2022年12月25日  写真&文:坪倉 兌雄
akikaramatsu1江の島に咲くマルバグミの花
マルバグミ(丸葉茱萸)Elaeagnus macnophylla)はグミ科グミ属の常緑低木で、関東以西の本州、四国、九州、沖縄の海岸や、沿岸地の崖のへり、林縁などに生えます。江の島では北緑地の海側や聖天島公園、参道わき、竜野が丘自然の森、海側の藪の中など、いたるところで見ることができます。樹皮は灰褐色で、枝をつる状にのばして高さは2~4㍍になります。葉は互生し、葉柄の長さは1~2.5㌢で上面に溝があります。葉の質は厚くて硬く、緑色で光沢があり、先端は短く尖ります。葉身は長さ5~10㌢、幅4~6㌢の広卵形、葉のふちは全縁で波打ちます。裏面は銀白色で光沢のある鱗片毛が混じります。花期は10~11月、葉腋に黄白色の花が1~3個、開いて垂れ下がります。
akikaramatsu2葉腋に黄白色の花を1~3個開く
akikaramatsu3子房は成長して果実になる
akikaramatsu4果実は淡い紅色に熟す
akikaramatsu5枝をつる状に伸ばす

akikaramatsu6マルバアキグミの実
マルバグミには花びらはなく、花弁のように見えるのは萼で、先端は4裂して花や花柄に銀白色の鱗状毛が密生します。花柄の長さは5~10㍉、萼筒は鐘形で長さは4~5㍉に、基部はくびれて子房につながり、子房は成長して果実になります。果実は偽果で長楕円形、長さは1.5~2.0㌢、表面に鱗毛が密生してやや白っぽく見えます。4~5月には赤く熟し、渋みがありますが食べられます。名前の由来は、葉が丸みを帯びていることから「丸葉茱萸」で、グミはクミ(木実)からグミ(茱萸)に転訛したものと考えられています(語源辞典より)。今日は11月2日、マルバグミの花を観察するために江の島を訪れました。そのおり広場の片隅にある小高い岩山の上に、赤い実をたわわにつけた「マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)」を偶然見つけました(写真参照)。葉はマルバグミの葉に似て、果実はアキグミ(秋茱萸)に似ていますが、それよりやや大きく感じました。グミの実は食用になり、ビタミンEやβカロテンを豊富に含むことから、生活習慣病の予防などにも効果があるとされています。

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