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江の島の植物・キダチアロエ

江の島の植物・キダチアロエ
カキドオシ江の島では、江の島大師の境内、広場の片隅や通路わき、住宅の庭先などで見ることができます

江の島の植物・キダチアロエ

2023年01月10日  写真&文:坪倉 兌雄
akikaramatsu1江の島に咲くキダチアロエの花
キダチアロエ(木立盧薈)Aloe arborescensは南アフリカ原産の、CAM型光合成を行う多肉植物で、日本には江戸時代以前に中国から渡来し、観賞用に広く栽培され、民間薬としても用いられてきました。太平洋側南部の海岸などでは、野生化したものを見ることができます。江の島では、江の島大師の境内、広場の片隅や通路わき、住宅の庭先などで見ることができます。茎は木質化して、高さは約1㍍になり、よく分枝して広がります。葉は叢生し、灰色がかった緑色の多肉質、葉の基部は茎を抱き、ロゼット状に広がって長さは約 30㌢、無毛で縁には硬い刺があり、葉先は鋭く尖ります。開花時期は12~2月の真冬で、葉腋から出た円錐状の穂状花序に、赤い花を多数つけます。花序の長さは20~30㌢、花は筒状形で長さは約4㌢で、色は濃橙色~黄色、花被片は6個で、外側の3個はやや小さく色は濃くなります。
akikaramatsu2雄しべは6本、雌しべはまだ見えない
akikaramatsu3雄花粉が無くなった頃、雌しべが伸びる
akikaramatsu4葉はロゼット状につく
akikaramatsu5真冬に穂状花序を出す

akikaramatsu6花は下部から咲き上がる
花は開花すると徐々に下向きになり、6本の雄しべは花冠から突き出ます。雌しべは1本で、雄しべが花粉を出し終えると、雌しべはさらに伸びて花冠から突き出ます。名前の由来は、茎が伸び木質化して立ち上がることからキダチ(木立)で、アロエは古代アラビア語の「苦い」に由来し、キダチアロエと呼ばれています。冬季の花の少ない時期、キダチアロエは赤い肉質の花を豊かに開き、見る人に元気をくれます。アロエは観賞目的以外にも、民間薬としても用いられ「医者いらず」の別名があります。生薬名は盧薈(ロカイ)で収載されており、関節炎や筋肉痛、便秘、健胃、などに効果があるとのこと、しかし妊婦や月経時の女性、また腎臓病などの患者に、アロエの葉をすりおろして服用させるのは禁忌だとされています。近年、アロエを原料とした、医薬品や化粧品などが多く市販されています。

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