お地蔵さま『卯(うさぎ)地蔵』藤沢市大六天、本堂手前に新造の六地蔵が祀られ、その中の合掌する地蔵尊が今年の干支「卯」。その姿から「卯地蔵」と命名させていただいた。
続・湘南のお地蔵さま『『卯(うさぎ)地蔵』
続・湘南のお地蔵さま
『『卯(うさぎ)地蔵』
2023年2月13日 (江ノ電沿線新聞)
続・湘南のお地蔵さま(74) 『『卯(うさぎ)地蔵』 藤沢市 大六天
中島淳一
中島淳一
辻堂駅北口からバスに乗り大六天(だいろくてん)で下車。目指す「宗賢院(そうけんいん)」の看板を右折し突当りの山門をくぐると、懐かしい里山の風景が広がる。この寺は曹洞宗に属し、永正二年(一五〇五)に虚堂(こどう)玄白を開山として創建され、江戸時代には多くの末寺を有した格式の高い古刹である。
本堂手前に新造の六地蔵が祀られ、その中の合掌する地蔵尊が今年の干支「卯」に可愛らしく変身している。その姿から「卯地蔵」と命名させていただいた。
卯の名前を冠とするお地蔵さまに出会ったことはないが、仏像の中には卯に関係する尊像がある。一尊は東西南北などの八方と日・月・天・地各々の守護仏である十二天のうちの月天(がってん)で、月の使者として卯を伴う。また薬師如来を護衛する十二神将のうち摩虎羅(まごら)大将は卯年生まれの人々を守護すると言われる。
この可愛い卯の帽子はこの寺に縁のある方が、毎年その年の干支に因んで編んでくださるそうで、その姿を楽しみに参拝する初詣客も多いようである。
本堂手前に新造の六地蔵が祀られ、その中の合掌する地蔵尊が今年の干支「卯」に可愛らしく変身している。その姿から「卯地蔵」と命名させていただいた。
卯の名前を冠とするお地蔵さまに出会ったことはないが、仏像の中には卯に関係する尊像がある。一尊は東西南北などの八方と日・月・天・地各々の守護仏である十二天のうちの月天(がってん)で、月の使者として卯を伴う。また薬師如来を護衛する十二神将のうち摩虎羅(まごら)大将は卯年生まれの人々を守護すると言われる。
この可愛い卯の帽子はこの寺に縁のある方が、毎年その年の干支に因んで編んでくださるそうで、その姿を楽しみに参拝する初詣客も多いようである。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2023年2月12日