特集:湘南の野鳥❶

特集:湘南の野鳥❶shumi 640 intro藤沢および周辺で見かける野鳥たち約40種を、その特徴別に2回に分けて紹介します。

2023年4月6日  (itazu)
藤沢および周辺で見かける野鳥たち約40種を、その特徴別に2回に分けて紹介します。
今回は、一回目で、下表左の、猛禽類から美声の鳥まで。
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上記をクリックして各分類へ進んでください。

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◆羽が美しい:チョウゲンボウ11
ハヤブサ科 (大きさ)33~38cm  撮影:飯田

小型のハヤブサ科の猛禽類です。
農耕地などで、頻繁に停空飛翔を繰り返してネズミなどを探し、見つけると少しずつ高度を下げて、最後はすーっと降りて地上で押さえつけます。
ハトくらいの大きさです。4~5月頃、断崖の横穴や樹洞に営巣して卵を産みます。毎年観察できる水道橋の穴からは、かわいい雛が見られます。
チョウゲンボウなど猛禽類の視力は、紫外線を識別でき、主食であるげっ歯類の尿が反射する紫外線をとらえ捕食を容易にさせているといわれています。
美しい尾羽をしています

◆鷹狩りで活躍:ハイタカ

ハイタカ
タカ科 (大きさ)32~39cm
藤沢の立石、俣野地区には市の鳥獣保護区があることから、チョウゲンボウやタカなど小さな猛禽類もよく見かけます。
タカ科ハイタカ属には、オオタカ(大)、ハイタカ(中)、ツミ(小)の3種がいます。
営巣に適した大木のある山地で繁殖しますが、鳩、雀などを食するため、都市公園や河川敷、農耕地などで見られます。
鷹狩りに使われるのは、オオタカ、ハイタカです。また、タカ類は巣を作る時に滅菌作用のあるヒノキなどの針葉樹をを敷く習性があるといわれます
素早く飛び回り小鳥を襲う。「疾(はや)き鷹」が転じてハイタカになったといわれます。

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◆古名は鳰(にお):カイツブリ21
カイツブリ科 (大きさ)26cm 撮影:飯田

カイツブリは、「かきつぶり」(水を掻いて潜る)の意味の変化といわれます。古名は「鳰」で入と鳥と合わせた漢字ですが、これも水に没入する意味です。潜水する鳥の代表として認識されていました。

鳰(にお:カイツブリ)は冬の季語で、他のカモ類と一緒に浮かんでいますが、夏の季語として、「鳰の浮巣」があります。水の上に浮いた巣を作って産卵し、子育てをします。大きさは26cmと水鳥としては小さくコガモの2/3くらいです。
琵琶湖の別名は「鳰の海」です。水鳥の名所で、カイツブリはその象徴として滋賀県の県鳥に指定されています。
◆英語名sandpiper:イソシギ
シギ科 (大きさ)20cm

日本で見られるシギ類の多くは、旅鳥なのですが、イソシギは留鳥です。

イソシギの名前から海岸の岩礁地帯にいると考えられがちですが、実際は、川岸や湖で見かけ、川のほとりや中洲の草地などに営巣します。
子育ては磯ではしない陸の鳥です。
イソシギも繁殖期以外の移動期には、旅の途中栄養補給のため立ち寄るのは、干潟や砂浜など海岸の岩礁地帯で、名にふさわしく磯の鳥となります。
全長20cmで雌雄同色で、羽は暗褐色で胸側に白い切れ込みが入っているのが特徴です。
「いそしぎsandpiper」という題名の旧い洋画がありましたが、sandpiperのpiperは管楽器奏者という意味で、くちばしの長い鳥<シギ>の総称です。
◆メスだけで10羽以上の雛育てる:カルガモ
カモ科 (大きさ)61cm

カルガモは、春ごろ、よちよち歩きの雛を連れて道路を横断する鳥として有名です。水辺の近くで草むらに巣を作って産卵し、孵化すると親鳥が水辺に導きます。メスだけで子育てをし、孵化した雛はすぐ自分であるき始めます。成鳥はくちばしが黒く、先が黄色いのが特徴です。カルガモは、カモのなかではいちばん大きい(61cm カラスより少し大きい)。
カルガモの子連れの姿がよく見られるのは、他の鴨は冬鳥ですが、カルガモは留鳥だからです。
鴨が餌を採る方法には、水面採餌と潜水採餌がありますが、カルガモは水面採餌で、水面にお尻を出して頭を水に入れて採餌します。


◆サギ類では一番大きい:アオサギ

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サギ科 (大きさ)93cm

アオサギは、水辺でシラサギなどとともによく見かけます。アオサギの名は、シラサギとの対比で名がつけられたのだと思います。白鷺より大きく、日本のサギ類では一番大きい全長93cmです。飛び立つとき「グアー」と大きな声で鳴き、翼も大きくなかなか迫力があります。アオサギのクチバシは普段は黄色ですが、繁殖期には写真のように赤くなります。

水辺近くの丘陵林などの高い木の上で小枝で皿型の大きな巣にコロニー(集団繁殖地)をつくって繁殖します。同じコロニーを修復して利用することが多いため、アオサギの糞で樹木が枯れてしまうこともあります。
◆繁殖期は飾り羽が伸びる:コサギ
サギ科 (大きさ)61cm

白いサギ類のことをシラサギと呼びますが、大型のダイサギ、中型のチュウサギ、そして普通によく見られるコサギがいます。
「さぎ」の語源は、白露のような透明な羽をしているので「白鷺(しらさぎ)」といわれます。
ダイサギは首が長く、水面を見つめ首を伸ばしていっきに獲物を捕まえますが、コサギは、黄色い足を震わせながら、魚の獲物を追い出して捕食します。
夏羽(繁殖期)では、冠羽の飾り羽が伸びます。

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◆コバルトブルー(雄):イソヒヨドリ
ヒタキ科 (大きさ)23cm

イソヒヨドリは、留鳥で、磯や岩場のあるに生息しています。境川近辺を散歩していますと、美しい、かわいい囀りの鳥に出会います。雄は、写真(左)のようにコバルトブルーと赤茶色の美しい取り合わせ。
雌は、全身ウズラ模様で薄い茶褐色と水色の地味な鳥です。ヒヨドリと少し似たところがあるのでその名がついていますが、ヒヨドリとは無縁で、ヒタキ科(かつてはツグミ科)です。肉食で、主に地上で甲殻類、昆虫、トカゲなどを捕食します。最近、数が増えて街中でも見かけ、電線や看板、住宅地を飛び回っています。雄が青い部分が多いため「幸せの青い鳥」
とも呼ばれることもあるそうです。

◆渓流の宝石:カワセミ
カワセミ科 (大きさ)17cm

カワセミは、羽色が鮮やかで翡翠のような体色から「渓流の宝石」といわれ、藤沢市の指定を受けている皆さんおなじみの「藤沢市の鳥」です。
全長17cm。くちばしは体の割りに長い、魚取りに適した鳥です。
新幹線500系新幹線の先頭形状のデザインは、カワセミが空中から水中に小魚を捕食するダイビングをするときのくちばしから、形状のヒントを得たといわれています。
オスのくちばしは黒いですが、メスは下のくちばしが赤いのでオスと区別できます。
カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見えるそうです。タマムシやシャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理(構造色)です。

◆鮮やかな瑠璃色:ルリビタキ
ヒタキ科 (大きさ)14cm

ルリビタキは、頭から背中が鮮やかな瑠璃色で美しい。夏は山にいますが、寒くなると山を下りて低山帯や郊外の林にやってきます。

薄暗い林を好みそれぞれ単独で縄張りをもって甲虫類や木の実を食べて生活します。体長は13~15cm。
小型ツグミ類で、ジョウビタキとルリビタキがその代表格です。
ツグミの仲間ですから、地上を歩いて食物を探しますから、比較的足が長く強い。
(最近、ツグミ科から独立させヒタキ科として分類されることが多いようです)
オスの青い姿になるまでには、3,4年かかるといわれます。
◆尾が体の長さとほぼ同じ:オナガ
カラス科 (大きさ)37cm

オナガは、文字通り体の半分はある  長い尾をしているカラス科の鳥です。

全長37cmですから、尾を除く体(からだ)本体は、ムクドリくらいです。
頭は帽子をかぶったようにい黒く、尾と体は青灰色です。
「ギューイギュイギュイ」とやかましく鳴いて、市街地や林に現れ昆虫や木の実や種子などを食べに、家族で群れて現れます。
カラスの仲間なので学習能力が高く、大型の天敵には、仲間が集団になって攻撃するように騒ぎます。
(擬攻撃というそうです)

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◆潜水の達人:カワウ
ウ科 (大きさ)81cm

鵜の仲間には、カワウ、ウミウがいます。少し違いはありますが、よく似ています。
鵜は、潜水がやりやすいように、カモなどより一枚多く足指に水かきをもっています。
「鵜の眼鷹の眼」のことわざ通りでき、目は、緑色で光の量をうまく調節でき、特別のまぶたが、ゴーグルの役割をしていて、潜水の達人、魚とりの名人といわれます。
木の上に集団でねぐらをとる性質があり、繁殖も集団で行います。婚姻期は頭部に白い羽が増えます。また、羽が水をあまり弾かないため頻繁に羽を広げて乾かします。鵜飼は、ウミウが使われるそうです(8~15㎡の潜水能力がある)。

◆おでこが 白いオオバンと 赤いバン OLYMPUS DIGITAL CAMERA

クイナ科 (大きさ)32~39cm    バン撮影:福岡

クイナ科のバン族に、嘴の上部(額板:おでこ)が白いオオバンと赤いバンがいます。

湖沼や水辺の草むらにみられ、バンという和名は、田圃に棲み、鳴き声が鋭く大きいので、害敵から田を守り、その番をする鳥という意味だといわれています。
大きさは、オオバン(39cm:キュッ)の方がバン(32cm:キュルル)より少し大きい。
クイナ科の足は大きく、足指が長くアンバランスなほどの足の大きさに驚かされます。
特にオオバンは足の指にそれぞれ水かきがついていて「弁足」呼ばれます。
よく潜水して藻を採食します。指一本一本が木の葉のように広がっています。
一方、バンも足指は長いのですが水かきがありません。
そのせいか、泳ぐときに首を前後に振ります。
バンは、一シーズンに繁殖が2度あるため、2度目は、若鳥が親鳥の縄張りに残り繁殖を手伝うのだそうです
◆小さなカラスのような鳥:ハッカチョウ
ムクドリ科 (大きさ)27cm 撮影:福岡

ハッカチョウ(八哥鳥)は、ムクドリによく似た小さなカラスのような鳥です。

全身黒色で、翼に大きな白い斑点があり、頭部前方に冠羽があるのが特徴です。
外来種で、小九官鳥ともいわれ、物まねをする習性があるようです。
中国、インドシナが原産で,江戸時代に輸入され、八哥鳥に哥(うた)の字があるように、さえずりが美しく、羽を広げると、八の字に見えるしろいもようが末広がりでおめでたい鳥と好まれたようです。
陶器や壁画などに江戸時代の画家、伊藤若冲のも好んで描いたようです。

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◆「春告げ鳥」ウグイス、51
ウグイス科 (大きさ)14~16cm   撮影:飯田

「鶯(うぐいす)」は声はよく聞くのですが、殆ど姿を見せません。美しい可愛い姿を思い浮かべますが、わりと地味な姿をしています。
「梅に鶯」「ウグイス色」は、大きさも色も似ているメジロと誤認されたのだと思います。鶯の色は、緑というより暗緑茶です。
巣作りをする繁殖期の夏は、すざましく鳴き叫びます。老鶯(ろうおう)とか乱鶯(らんおう)ともいわれます。
雄が縄張りを宣言するために「ホーホケキョ」と鳴き、「谷渡り」は縄張り侵入者への警告、威嚇です。藪で隠れて子育てをしている雌への合図でもあるようです。

◆「春の風物詩」ヒバリ
ヒバリ科 (大きさ)17cm

春先、農道を歩いていると、雲雀が空高く飛んでさえずっているのを見かけます。繁殖期の雄の縄張り宣言です。
それ以外は、地上での行動が多く、木や草にはあまり止まりません。丈の低い草が生えている開けた場所を好み地面を歩きながら草の実や昆虫を食べます。
スズメより少し大きいくらいで、頭頂の羽がやや長く冠羽を形成していて、大変可愛らしい。
高空で、ピーチュク、チルルなど長く複雑な節回しさえずるので、ひばりの漢字も「雲雀」と書きますし、他、「告天子(こうてんし)」などとも呼ばれます。英語も「Skylark」と空とつながっています。他方、体の寄生虫を追い出すたびに乾いた砂や土で「砂浴び」をします。

◆「頬が白い」ホオジロ
ホウジロ科 (大きさ)17cm

ホオジロは、河川敷や林縁にごく普通に生息する身近な鳥です。頬白(ほほしろ)と書き、頬が白いから名がつけられたと言われています。

鳥の鳴き声を人の言葉になぞらえることを「聞きなし」といいますが、ホオジロの場合は
「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」
と鳴いているといわれています。
比較的人を怖れないところがあり、写真など容易に撮れます。全身をふるわせてよく鳴くオスの姿を見かけます。囀る際に頬の白がよく目立ちます普段は、地上を跳ね歩いて種子等をあさりますが、繁殖期は昆虫などを食べます。
◆「ちょっと来い」:コジュケイ
キジ科 (大きさ)27cm   撮影:福岡

小綬鶏(こじゅけい)は、鳴き声はよく耳にしますが、なかなか姿が見られません。

こじゅけいの「聞きなし」は、「ちょっと来い、ちょっと来い」です。
キジの仲間ですが、尻尾が短くキジバトみたいです。中国原産で100年ほど前に、東京都、神奈川県に放鳥され分布を広げた外来種で、留鳥です。
「ちょっと来い」と鳴くことから、「警官鳥」と呼ばれたことがあったそうですが、警官が怖い存在だった戦前のことでしょうか。夜明け前に、大音量で鳴くことがあり、目覚めの害になることがあるようです。
◆「画眉鳥」:ガビチョウチドリ科 (大きさ)22~25cm

最近、里山で、大声で、美しい囀りがよく聞かれます。

「うれしーね、うれしーね」「いいね、いいね」
と叫んでいるように聞こえます。声も美しく、調子が良いので聞きほれてしまいますが、侵略的外来種で警戒されています。中国南部から東南アジアに生息し、日本にはペットとして輸入され、「かご脱け」により留鳥として定着したようです。ガビチョウは、「画眉鳥」と書くように、目の周りにある白い眉状の模様が独特です。
ウグイスなどの他種の囀りをまねることもあり、地上を走り回って昆虫や果実を食べ、高くは飛びません。
しかし残念ながら、里山の生態系、ツグミ、アカハラなどツグミ科系の種を駆逐してゆく恐れがあり、また、声が非常に大きいので騒音の害鳥とみなされ、届け出をしないと愛玩・鑑賞目的では飼育は禁止されているそうです。

参考・出典:ウィキペディア、「日本野鳥歳時記」大橋弘一著ナツメ社、ヤマケイ文庫「野鳥の名前」ほか

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