江の島の植物・カルミア
2023年〇月〇日 (坪倉兌雄)

花期は5月頃、集散花序に淡黄色の花を5個~数十個開きます。萼片は5裂して腺毛が生え、蕾は突起のある金平糖形、花冠は直径約2㌢の椀形で5裂し、基部に紅色の斑点があります。雌しべは1個で花柱の長さは約4㍉、雄しべは10個で葯は花弁の窪みに填まり、昆虫の飛来を受けると窪みから外れて花粉を飛ばします。開花期間はおよそ一ヶ月、花後に球形の果実(蒴果)がつき、秋には褐色に熟しますが花柱と萼は残ります。果実には小さな褐色の種子が多数あり、果皮が裂開して多数の種子を拡散します。しかし花びらは散らずに茶色~褐色を帯びて残ります。カルミアは植物全体に有毒成分「グラヤノトキシン」などを含み、誤って食すると嘔吐や頭痛などを引き起こし、重篤化すると心筋梗塞などの危険性もあるとされています。名前の由来は、スウエーデンの植物学者で、アメリカの植物を採集した「ペールカルム(P.Kalm、1715-79)」の名に因んだもの、とされています。





花期は5月頃、集散花序に淡黄色の花を5個~数十個開きます。萼片は5裂して腺毛が生え、蕾は突起のある金平糖形、花冠は直径約2㌢の椀形で5裂し、基部に紅色の斑点があります。雌しべは1個で花柱の長さは約4㍉、雄しべは10個で葯は花弁の窪みに填まり、昆虫の飛来を受けると窪みから外れて花粉を飛ばします。開花期間はおよそ一ヶ月、花後に球形の果実(蒴果)がつき、秋には褐色に熟しますが花柱と萼は残ります。果実には小さな褐色の種子が多数あり、果皮が裂開して多数の種子を拡散します。しかし花びらは散らずに茶色~褐色を帯びて残ります。カルミアは植物全体に有毒成分「グラヤノトキシン」などを含み、誤って食すると嘔吐や頭痛などを引き起こし、重篤化すると心筋梗塞などの危険性もあるとされています。名前の由来は、スウエーデンの植物学者で、アメリカの植物を採集した「ペールカルム(P.Kalm、1715-79)」の名に因んだもの、とされています。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2023年9月4日