湘南の魚と料理 No5_シロギス
2023年9月7日 (yano)
シロギスはスズキ系スズキ目スズキ亜目キス科キス属に分類されます。パールピンクな繊細で美しい姿から「海の女王」とも言われているそうです。北海道~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、大平洋沿岸、瀬戸内海の沿岸の砂地に小さな群れで生息しています。水温の高くなる初夏から秋口にかけては、産卵のため浅瀬に寄ってくるため、当地では三浦半島から小田原にかけての砂地海岸での投げ釣りが有名で、沿岸での船釣りも盛んに行われています。
漁の多い魚では無いことから魚屋でお目にかかることは稀で、この白身を味わえるのは、釣り人の特権と言えるでしょう。
釣りたて新鮮なシロギス料理
刺身:糸作り
新鮮なものはまず刺身で頂きましょう!三枚におろし、皮を引き糸作りにすると小骨はあたりません。しっかりとした白身は、風味があり上品な旨味もあってとても美味しいです。大きいものは昆布締めにすると食感も変わって更に味わい深いです。
シロギスのフライ
シロギスは天ぷらが有名ですが、20cm越えの大型はフライもなかなかです。身がふわふわで、白身の旨味が強いためか油・衣にも負けず食べ応えがあります。
酢漬け
小型のものは頭・内臓のみを取り、中型は三枚におろして塩胡椒をし、軽く片栗粉をまぶしてサラダ油で揚げていきます。あらかじめ玉ねぎ・にんじんを細切りにして、”出汁入りのかんたん酢”に混ぜておいた漬け酢に、揚げたてを入れていきます。南蛮漬けの簡易版ですが、日持ちもしてビールに最高なおつまみです。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。☑ 2023年9月7日