湘南くじら館「それぞれの表現、それぞれの形 西巻一彦/渡辺尋志二人展」
2024年2月9日(取材・記事:Tanbakko)
Art&cafe 湘南くじら館で「それぞれの表現、それぞれの形 西巻一彦/渡辺尋志二人展」が2月24日(土)まで開催されています。神奈川県内を拠点に創作活動を展開する二人の石彫作家、西巻一彦さんと渡辺尋志さんの動物をモチーフとした作品が約40点展示されています。
横浜市戸塚区在住の渡辺尋志(わたなべ ひろし)さんは、大理石や御影石を材料とする作品を展示しています。同じ石の材料でも磨き方によって触った感触が異なるので、「是非とも手で触って作品を味わってください」とのこと。私もいくつか手でさわってみましたが、それぞれに石の感触が異なっているのに驚きました。なお、「オカエリナサイ」は、エジプトの砂岩を材料とした作品です。
伊勢原市在住の西巻一彦(にしまき かずひこ)さんが手掛ける作品は真鶴の本小松石を使用しています。本小松石の特徴は、(ウィキペディアによると)気候や温度によって石の表情が変わり、年月を経ることによって風合いが増すところにある、原石の状態では表面が酸化し赤褐色だが、研磨することにより緑がかった灰色で独特な艶をもった肌がでてくる、とのことです。そのような本小松石の特徴を活かした作品の数々が展示されています。
西巻一彦さんと渡辺尋志さんは64歳で同い年です。若いころからお互い切磋琢磨してきた仲とのことです。今回の企画展は、10年ほど前に大病を患った西巻さんの快気祝いとして2年前に同じ湘南くじら館で行った二人展の2回目です。大理石や御影石,そして本小松石などで作られた様々な動物の姿をじっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。
「それぞれの表現、それぞれの形」西巻一彦/渡辺尋志二人展
・開催日時:2024年2月1日(木)~2月24日(土)
木曜・金曜・土曜の12:00~17:00
・入館は無料です
Art&cafe 湘南くじら館
・住所 藤沢市片瀬目白山1-3
・営業日 木曜・金曜・土曜
・営業時間 12:00~17:00
・電話 0466-21-9262
・メール ookujira@shonanbayarea.com
・URL https://shonankujira.wordpress.com/
・アクセス 湘南モノレール目白山下駅下車1分
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。☑ 2024年2月9日