ぶらり 葛原
2024年3月21日 (B.Stone)
御所見地区の北東部にあたる葛原には、平安時代初期に桓武天皇の第三皇子である葛原(かつらはら)親王の御所があったと言われています。葛原の南側はいすゞ工場の敷地ですが、そのほかの多くは広々とした農地になっており、御所見地区に多い植木栽培など造園に係わる農業も盛んに営まれています。
現在くずはら里山公園のあるあたりには戦前から戦後しばらくの間、競馬場があり、春には競馬が行われていました。正面の林に瀧山不動尊があります。
瀧山不動尊の脇にある名前の由来となった池です。今は枯れていますが昔は滝があって、このあたりの水源だったそうです。
瀧山不動尊の向かいにある皇子大神(おうじおおかみ)は葛原親王をお祀りした神社です。杉木立の見事な参道があります。
葛原スポーツ広場の恵里グラウンドです。隣にあるポンプ所の遊水池上に作られており、ソフトボールの御所見出身山田恵里選手に因んでいます。
広々とした農地の脇を新幹線が走ります。左側にはお馴染みの看板が立っています。
参考:藤沢の地名 日本地名研究所編 発行/藤沢市、ウィキペディア
藤沢市史ブックレット7「散歩名人in藤沢」佐江衆一/藤沢市文書館
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