藤沢宿 遊行の盆 2024
2024年7月29日 (M.Yama)
藤沢市の遊行寺に伝承される「踊り念仏」になぞらえ地域文化を広く伝えようとの思いで始まった「藤沢宿 遊行の盆」は今年で17回目を迎え7月27日(土)、28日(日) 藤沢駅北口サンパール広場、ミナパーク前、遊行寺境内で開催されました。
今年も日本三大盆踊り、西馬音内盆踊り、郡上おどり、高円寺阿波おどりが招致され 伝統的な踊りが披露されました。
また遊行おどりに加え 流し踊りでは20団体が参加し踊り・パフォーマンスを披露しました。
藤沢駅北口サンパール広場・ステージ 遊行おどり 日本三大盆踊りなど
・遊行おどり

遊行おどりは藤沢の新しい盆踊りとして2006年に作られました。「遊行ばやし」、「ささら交歓唄」、「藤沢盆のこいうた」、「和讃念仏おどり」、「片瀬悪口唄」「わらべ盆唄」の6つの組踊りで構成されています。
・西馬音内盆踊り (にしもない盆踊り)

西馬音内盆踊りは秋田県羽後町西馬音内で行われる盆踊りでおよそ七百年前に始まったとされます。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
編み笠や彦三頭巾で顔を隠した踊り上手たちがあでやかな端縫いや藍染めの衣装が篝火に照らし出され夢幻の世界です。
当地では祖霊たちを送る盆の8月16日から3日間にわたる盆踊りが続きます。
・郡上おどり (ぐじょうおどり)

郡上おどりは岐阜県郡上市で「おどり発祥祭」から始まり、盂蘭盆会(徹夜おどり)を含む「七大縁日」など30夜以上が繰り広げられるロングランの盆踊り。8月13日~16日までの4日間はノンストップで踊り明かす「徹夜おどり」です。誰でも、どんな服装でも気軽に輪の中に入り、手や足を動かしているうちに踊れるようになるのも魅力。
全10曲が国重要無形民俗文化財の指定されており、また郡上踊を含む「風流踊」がユネスコ無形文化遺産無形文化遺産に登録されています。
・東京高円寺阿波おどり

東京高円寺阿波おどりは1957年に、一つの商店街でまちの賑わいを求めて始まりました。歴史を重ね今年は8月24日(土)25日(日)、「第65回東京高円寺阿波おどり」が開催されます。踊りのグループを「連(れん)」と呼びますが、参加連は2010年度で約150連、10,000人の踊り手。「徳島市阿波おどり」に次ぐ大会規模。(ウィキペディア)
藤沢駅北口 ミナパーク前 流しおどり


メインイベントの流し踊りには 日本三大盆踊りに続いて、20団体が参加し揃いの衣装も様々に日頃の練習の成果、パフォーマンスを披露。次々に踊り進む各盆踊りに沿道の観客から歓声と大きな拍手が送られていた。
流しおどり 遊行ばやし 20団体参加



流し踊りはコンテスト部門 13団体、自由参加部門 6団体、飛び入り参加連と続いた。参加団体も藤沢市議会議員連、普段から踊りの練習をしている団体、フラダンスのグループ、会社・学校の団体、体操やボランティアの団体、商工会議所女性会などが参加。最後の飛び入り参加連では(画像右端)鈴木藤沢市長、増田商工会議所会頭らが仮装姿で参加し市民へサービス。
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記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2024年8月7日