ふじさわパブリックアート(2)「QUIESCENT ELAN」
2024年10月25日 (itazu)
藤沢市内の公共空間に、銅像など芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”を、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
遊行通り北入口に、宇宙人あるいは奇怪な虫を思わせるモニュメントがあります。藤沢市発行の案内書*によれば、このモニュメントは、遊行寺の鐘をモチーフにした「QUIESCENT ELAN」という作品。QUIESCENT とは英語で、沈着・静止、ELANは、鋭気・飛翔・情熱の意味。反対の言葉を結び付け将来への躍進を表現したとあります。
翼を付けた鐘のようにも、大空に帆を挙げて飛翔しているようにも見えます。案内書に「アートがつなぐ過去・現在・未来」というキャッチコピーがつけられているように、この作品は、藤沢宿から江の島へ向かうこの古道(遊行通り)を未来へとつなぐ道標なのかもしれません。
(* 藤沢市アートスペース発行「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」㉟参照)
藤沢市内の公共の空間には、様々な芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”は、市民には、街中で通り過ぎに出会うなじみの作品となっていますが、全体としてどんなものがあるのかは、知らないままです。幸い、藤沢市アートスペースから「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」という冊子が、2020年に発行されています。この冊子を手引きに、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
冊子の詳細は、藤沢市アートスペースのホームページから、PDFファイルをダウンロードすることができます。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2024年10月20日