↑クリックでジャンプ
お正月には欠かせないお雑煮。毎年その家々のお好みの食材、具材、味仕立てで楽しまれていることでしょう。
ところで「お宅ではどの様なお雑煮ですか?」と聞くと、ほとんどは「普通ですよ」と答えるのではないでしょうか。しかし「どんな具材が入ってますか?」と聞くと、これとこれだよと言われたりしますが、思いのほかいろいろあります。確かに眺めてみるといろいろ違いが見受けられました。元は日本各地から湘南に移り住んでも、お雑煮には、その土地その土地の風合いが残り、また引き継がれ、その家庭の味になっていくものだと思います。今年も普通の雑煮をいただいて、また明日に向かって頑張って行きましょう。
宮城県
宮城県のお雑煮です。
うす醤油味のお雑煮です。
数の子、京芋、蒲鉾は巻いてお正月風にしています。
左端に見える茶色は宮城県の郷土でなじみの丸こんにゃく。
三つ葉、ホウレンソウがあります。
新潟県
材料(4人前)
① 水・・・・・・・・・・・・・1.5リットル
② 醤・・・・・・・・・・・・・小さじで
③ 調理酒・・・・・・・・・・・大さじ1
④ 新巻の頭、中骨、尾など・・・3~4cmに切る
⑤ 三浦大根(細首、中太) ・・・4cmの短冊切り1本
新潟県の雑煮です。
料理はまず大根は短冊切りし水から煮る。
圧力鍋に鮭のアラと調理酒小さじ1を入れ、柔らかくなるまで煮る。
お鍋に蓋をして他の食材一緒に入れてコトコト煮る。
鍋底の鮭アラ、塩イクラを盛り付け1晩位置いた方が味が馴染む。
掻き混ぜないで引き上げて椀に盛り付ける。
じっくり体が温まりお正月に良く食べられるお雑煮です。
⑥ 牛蒡・・・・・・・・・・・・・・ささがき(水に浸してあく抜き)1本
⑦ 長ねぎ・・・・・・・・・・・・・・縦4cm、横6mm長さの白鬚切り1本
⑧ 油揚げ・・・・・・・・・・・・・1枚分、縦半分、横6mの細切り
神奈川県北部
神奈川県北部の雑煮です。鶏肉出し汁のお雑煮です。
鳥もも肉を小さく切って、出し汁を取ります。人参は花型、里芋はヌメリを取って、鶏肉と一緒に煮込みます。味つけは、薄口醤油、塩少々、酒です。
中央の蒲鉾は、細く切って巻いて、干支の巳の飾り風にしています。お正月らしく見えます。
柚子の皮を薄く切って飾ると色合いが綺麗になります。
隠し味は、手作りの一味唐辛子を少し振り入れます。大人向けのお雑煮になります。
長野県の北信地方
長野県北信地方の雑煮です。
餅は切り餅、スープは鰹節出汁の醤油ベースです。具材は鶏肉、なると巻き、大根、にんじん、最後に三つ葉をちらします。
山口県
子供の頃の我が家の雑煮になります。
山口県の田舎雑煮で、大根(輪切りにして底に敷きます)、人参、牛蒡、椎茸、そして昆布が入ります。
肉類は無しの田舎系にやりますか、、、
佐賀県
佐賀のお雑煮です。
昆布でだしを取った澄んだつゆに鶏肉・ごぼう・里芋・大根・にんじん・ほうれん草・きのこ・生麩・餅は丸餅。
我が家のお雑煮1
<材料>
鶏肉 白菜 かまぼこ いくら
<作り方>
だし汁で白菜を煮て鶏肉も入れる。塩 醤油 酒 少しの味醂で味付けする。結構薄味です。お餅は今回は焼いて入れましたが、そのまま入れて煮ることもあります。
九州出身なので丸餅でしたが、角餅の方が手に入りやすいので、角餅にすることが多くなりました。実家では父があまりお雑煮が好きでなく、焼いて食べるのが好きでした。
お正月は暮から3日まで朝昼晩父がストーブでお餅を焼いていたように思います。
お雑煮は1日だけにお屠蘇と一緒に出ました。
ミツバとかまぼこが入っていたと記憶してますが、子供たちがミツバが嫌いだったので入れなくなりました。
母は仙台出身で満州からの引き上げ者です。
父は九州出身ですが、お雑煮のルーツはどこにあるかわかりません。
母が父の好みに合わせたものかもしれません。
今思えば、そんなことも母に聞いておけばよかったと思います。
我が家のお雑煮2
今回のお雑煮は私の実家で作っていた物に似せて作りました。特にルーツはわかりません。具材には鶏肉とキノコや芹やネギが入っていたと思います。
私の実家は秋田の県南の山間になります。
キノコは秋に山で採取した物を塩蔵、または冷凍していましたし、芹は母の実家で栽培していました。
また 子供の頃 実家では鶏を飼っていました。
毎年ではありませんが 春に雛を数羽求めます。
世話をしていると夏頃から卵を産み始めます。
そして お正月や また夏でもお盆など親戚が帰省すると裁いて振る舞っていたように思います。
そういったことから 身近にある食材を利用していたのだと思います。実家では自宅でお餅を搗いていました。
基本的には12月28日で この日が都合が悪いと30日がお餅を搗く日です。そして この日の夕食がお雑煮でした。
具材は お醤油ベースの出汁に 鶏肉、きのこ(ここでは椎茸)ねぎです。
我が家のお雑煮3
かつお節で出し汁を作ります。
味付けはしょう油にみりん少々、すまし汁仕立てです。
中味は鶏もも肉のスライスとネギのみ。
飾りに紅白のカマポコにほうれん草のおひたしを少々、柚子のがあれば皮をうすくチ切りにして、少し乗せても良い香りです。
年と芝にあっさり好みになりました。
我が家のお雑煮4
甲府の田舎出身の母のお雑煮です。
私は山梨県甲府市の出身ですが、母の出身は今は市内に統合された甲府市外です。
31日大みそか
◎夕食
夕食の後 紅白歌合戦のころ 年越しそば
*里芋 大根 人参 しいたけなどの野菜を入れたみそか汁
*鮭
鮭(1尾)を切り身にし、鮭・酒 砂糖を少し振り入れて、保存用のカメに保存
◎元旦朝
里芋を除き大根人参メインのしょうゆ味の汁を作成。だしは煮干し、もちは30日についた餅を焼き、汁の中に入れそのままいただく雑煮。
自分が主婦になってからは、
◎元旦 田舎の雑煮
◎二日目 澄まし汁 鶏肉 ミツバなどの一般的な雑煮
又は福井地方の丸餅をいただくと、昆布でだしを取り、だし汁を作成し、そのまま丸餅を煮込み、かつお節をかけていただく雑煮も作りました。