真っ赤な富士に元気をもらう「めでたき富士」
ーふじさわパブリックアート(6)ー
2025年1月1日 (itazu)
藤沢市内の公共空間に、銅像など芸術作品が、60点以上設置されています。これら“パブリックアート”を、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。

(6)「めでたき富士」
作者/片岡球子(かたおかたまこ)
作品寸法/H340xW700cm
作品材質/陶板レリーフ
藤沢市役所分庁舎一階

藤沢分庁舎一階のロビーの壁に、ひときわ大きな真っ赤な富士山を描いた陶板レリーフ(横7mx高さ3.4m)があります。
「めでたき富士」:その立体造形と鮮やかな色彩に圧倒される、と同時に、見ていると自ずと元気が湧き出てくる、そんな作品です。
藤沢市の名誉市民でもある日本画家、片岡球子(1905-2008)が描いた大胆な構図の赤い富士山の絵をもとに、陶板レリーフで仕上げた作品です。造形は、ルイ・フランセン。制作は現代壁画研究所。
ルイ・フランセン(1928-2010)は、ベルギー生まれのカトリック宣教師として来日。JR藤沢駅の改札外コンコース正面の陶板レリーフも彼の造形によるものです。
(* 藤沢市アートスペース発行「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」㉕参照)


藤沢市内の公共の空間には、様々な芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”は、市民には、街中で通り過ぎに出会うなじみの作品となっていますが、全体としてどんなものがあるのかは、知らないままです。幸い、藤沢市アートスペースから「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」という冊子が、2020年に発行されています。この冊子を手引きに、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
冊子の詳細は、藤沢市アートスペースのホームページから、PDFファイルをダウンロードすることができます。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2024年12月29日