JR藤沢駅を降りた人を迎える「湘南讃歌」
ーふじさわパブリックアート(7)ー
2025年1月15日 (itazu)
藤沢市内の公共空間に、銅像など芸術作品が、60点以上設置されています。これら“パブリックアート”を、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
JR藤沢駅改札を出ると、コンコースの正面上部に壁いっぱいの大きな陶板レリーフ(横11.5mx高さ2.5m)があります。
「湘南讃歌」:浜辺の様子やヨット、花火など湘南の風物がえがかれている作品で、藤沢を訪れた人を迎えるレリーフです。
作者は、ルイ・フランセン。制作は現代壁画研究所。
ルイ・フランセン(1928-2010)は、ベルギー生まれのカトリック宣教師として来日。日本文化に興味を持ち、佐賀県有田町で焼き物を学び、陶板レリーフやステンドグラスの作品を残しています。古代バビロニアの大壁画にインスピレーションを受けてこの図案を考案したといわれます。
藤沢市分庁舎の片岡球子の「めでたき富士」(パブリックアート6で紹介)の陶板レリーフも彼の造形によるものです。
(* 藤沢市アートスペース発行「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」(28)参照)
藤沢市内の公共の空間には、様々な芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”は、市民には、街中で通り過ぎに出会うなじみの作品となっていますが、全体としてどんなものがあるのかは、知らないままです。幸い、藤沢市アートスペースから「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」という冊子が、2020年に発行されています。この冊子を手引きに、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
冊子の詳細は、藤沢市アートスペースのホームページから、PDFファイルをダウンロードすることができます。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2024年12月27日