湘南の魚と料理 No20 “ハバノリ”
2025年1月28日 (Yano)
近所の海産物店で”江の島産はばのり”として乾燥ハバノリが販売されていました。
ハバノリは冬場のメジナ、ブダイと言った磯魚の釣り餌として認識はありましたが、少量ではあるが食用として流通しているという事実を今回初めて知り興味があって購入してみました。

乾燥ハバノリ

天日乾燥中のハバノリ
ハバノリ(羽葉海苔)
生息域:日本では太平洋の中南部の沿岸、瀬戸内、九州を中心に海岸線の岩場で冬から春にかけて生育する一年生海藻。長さが15-25cm,幅1.5-5cm褐色のへら型の海藻といいうことです。
流通:冬から春にかけての大潮の干潮時に岩場で採取し天日で乾燥させる。生産量が少量のため地元で大部分が消費されるという。
食材としては地元の千葉県、神奈川県では雑煮、混ぜご飯、味噌汁などで食べられているとのことです。
又、ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑によると味は非常に美味との評価です。
(参照:ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、 Wikipedia)
今回のハバノリ料理
初めての食材でしたので、入手情報を参考にシンプルな酢の物、味噌汁、ふりかけ、パスタで頂きました。ました。

酢の物:
乾燥ハバノリを水で戻し、1分ほど茹でて綺麗な緑色のに変色したところでザルにあげ、ポン酢であえる。
情報では柔らかいということでしたが、非常にシャキシャキしたしっかりした歯応えでした。茹で時間を増やしたほうがよかったかもしれません。

味噌汁:
鰹だしで何時もの味噌汁を作りました。
少し調理時間を増やし3−4分煮ました。シャキシャキ感はまだ残っており、又温度の為かとても非常に強い磯の香りがして、今まで経験したことがないものですが個人的には嫌いではありませんが、好みは分かれますね。

ふりかけ:
フライパンで炙って綺麗な緑色に変色してパリパリになったところで、炊き立てのご飯の上にクチャクチャに崩してかけ、鰹節と醤油を少しかけて頂きました。
パリパリ感とやはり強い磯の香りが楽しめました。

パスタ:
たらこパスタに合わせようと考え、バター+たらこで茹でパスタを和え、炙ったハバノリをトッピングしました。
強めのバターの香りとハバノリの磯の香りが上手くマッチして、これはとても美味しかったです。たらこは塩分を加える目的で加えましたが、海鮮同士のコンビネーションのためが良いハーモニーとなりました。
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