高田博厚の彫刻 「地」
ーふじさわパブリックアート(8)ー
2025年1月29日 (itazu)
藤沢市内の公共空間に、銅像など芸術作品が、60点以上設置されています。これら“パブリックアート”を、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。

(8)「地」
作者/高田博厚(たかたひろあつ)
作品寸法/H73xW73xD58cm
作品材質/ブロンズ
JR藤沢駅南口ペデストリアン
デッキ入口



JR藤沢駅南口の小田急側のペデストリアンデッキ入口にブロンズの女性像があります。
彫刻家で文筆家でもあった高田博厚の彫刻「地」です。高田の作品は、「地」のほか藤沢市内の別の場所に「海」「空」と題する女性像が設置されています。(後日紹介予定)
「地」の作品は、地を見つめるポーズのブロンズ像であるが、正面側から見ると、異なった表情の内面が窺うことができる。
高田博厚(1900-1987)は、石川県生まれ、高村光太郎の勧めで彫刻を始め、1931年に渡仏し、ロマン・ロランやジョルジュ・ルオーと交流を持っています。1957年に帰国し、鎌倉の稲村ケ崎にアトリエを構え創作活動を行いました。
(* 藤沢市アートスペース発行「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」(18)参照)
藤沢市内の公共の空間には、様々な芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”は、市民には、街中で通り過ぎに出会うなじみの作品となっていますが、全体としてどんなものがあるのかは、知らないままです。幸い、藤沢市アートスペースから「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」という冊子が、2020年に発行されています。この冊子を手引きに、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
冊子の詳細は、藤沢市アートスペースのホームページから、PDFファイルをダウンロードすることができます。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2025年1月27日