高田博厚の彫刻 「空」,「海」
ーふじさわパブリックアート(11)ー
2025年3月14日 (itazu)
藤沢市内の公共空間に、銅像など芸術作品が、60点以上設置されています。これら“パブリックアート”を、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。

(11)「空」,「海」
作者/高田博厚(たかたひろあつ)
●「空」:作品寸法/H128xW56xD43cm作品材質/ブロンズ
奥田公園前広場
●「海」:作品寸法/H77xW33.5xD28.5cm作品材質/ブロンズ
藤沢115



パブリックアート(8)で紹介
彫刻家で文筆家でもあった高田博厚の彫刻は、藤沢市内には、すでにパブリックアート(8)紹介した「地」の他に、「空」「海」と題するブロンズの女性像が設置されています。「空」「海」「地」は、湘南の市「藤沢」をイメージするテーマとなっていて、3作品は、女性のポーズ、顔の表情など、それぞれのテーマにおける異なった表現を楽しむことができます。


高田博厚(1900-1987)は、石川県生まれ、高村光太郎の勧めで彫刻を始め、1931年に渡仏し、ロマン・ロランやジョルジュ・ルオーと交流を持っています。1957年に帰国し、鎌倉の稲村ケ崎にアトリエを構え創作活動を行いました。
(* 藤沢市アートスペース発行「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」(18~20)参照)
藤沢市内の公共の空間には、様々な芸術作品が、60点以上設置されいています。これら“パブリックアート”は、市民には、街中で通り過ぎに出会うなじみの作品となっていますが、全体としてどんなものがあるのかは、知らないままです。幸い、藤沢市アートスペースから「あるいて みつけて ふじさわパブリックアート散歩」という冊子が、2020年に発行されています。この冊子を手引きに、「えのぽ」記者が、一点一点訪ね紹介してゆきます。
冊子の詳細は、藤沢市アートスペースのホームページから、PDFファイルをダウンロードすることができます。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2025年3月13日