

2025年7月28日
◆ 藤 沢 の 果 樹 あ れ こ れ ◆
◆ 藤沢の果樹 あれこれ
海のイメージが大きい藤沢ですが、砂質や火山灰土壌の平坦授内陸部は地形や気候の自然条件が畑作や果樹栽培に適しています。市域の約1割が耕地となっており、身近に東京や横浜などの大消費地がある利点を生かして野菜や果物、花卉などが栽培されています。特産の梨やブドウはもうすぐ収穫の時期を迎え、市内の多くの直売所で販売されますが、他にもいろいろな果物を楽しむことができます。


梨とブドウ
藤沢では樹上で熟したおいしいくだものが、生産者直売所やJAの大型直売所「わいわい市」で即売されています。また、季節に応じたさまざまな品種が栽培されているので、長期にわたって楽しむことができます。梨は8月上旬から「幸水」が出回りますが、「幸水」の収穫が終わると「豊水」「秋月」と晩成品種に切り替わっていきます。一方、ブドウは藤沢特産の「藤稔」の収穫が8月中旬から始まり、その後、9月に入る頃から「シャインマスカット」や「ナガノパープル」などの収穫に変わっていきます。


いろいろなくだもの
梨やブドウのほかに、藤沢ではリンゴも栽培されています。「ふじ」や「紅玉」のほか、夏に収穫される「松本錦」という品種も作られています。また、柿も「富有」や「次郎」だけでなく、「太秋」の栽培も盛んです。この他にも、イチジク、キウイフルーツ、ブルーベリーや、ミカンをはじめとした柑橘類も手に入れることができます。そして冬から春にかけては「紅ほっぺ」や「やよい姫」などのいちごも出回り、ほぼ一年に亘って、いろいろなくだものを楽しむことができます。


酸味が少なくやさしい甘さの早生品種

実はやわらかくジューシーないちご


シャキシャキ感とサクッとした独特の食感
かおり甘味ともに優しさあふれるいちご
果樹の栽培
春に咲いたきれいな花は一つ一つが実になりますが、摘果作業で育てる実だけを残していきます


ブドウは房の形をしたつぼみに花が咲くと、めしべの一つ一つが実になります。粒を大きく育てるために、一房あたりの粒をバランスよく減らして形を整えていきます。


藤沢市の果樹品評会
藤沢市では毎年、市内の果樹生産者が技術と工夫を重ねて育てた梨とブドウを持ち寄ってその品質を競い、藤沢産のくだものを紹介する品評会と即売会が開かれています。今年は8月19日(火)にイトーヨーカ堂湘南台店で開催されます。参考までに、昨年受賞した梨とブドウをご紹介します。
*2024年度の優等賞受賞果樹


情報提供 : JAさがみ藤沢市果樹部、湘南果樹園













