湘南の魚と料理 No26 ”横浜の金アジ”
2025年9月2日 (Yano)
今回は湘南(相模湾)ではありませんが、横浜から乗合船で東京湾のアジ釣りに行ってきました。ヒレや体側が黄色っぽく、ちょっとずんぐりとした体型の中型のアジで、”金アジ”と呼ばれています。横浜沖の内湾は多摩川などの河川から豊富な栄養が供給されており、アジのエサとなるプランクトンがとても多い。この辺りのアジは外洋には出ることはなく湾内の浅場に居着いて十分な栄養を蓄えている為脂ののりが最高とのことです。外洋を回遊している同種のアジに比べると若干のメタボ体型なんでしょうか?

今回のアジ料理
以前に湘南の魚と料理No4で相模湾の釣りアジ料理を紹介しましたので、前回作った生食の”タタキ”、”なめろう” 又定番の”アジフライ”で比較を試みてみました。又、創作料理も加えました。
料理をしながら気付いたことですが、内臓脂肪が包丁にべったりと付いて来て、評判通りの脂のりの良さを実感しました。



タタキ:
薬味はネギ、茗荷、大葉の細切りを加えアジの切り身に加え軽く和えました。
20cm弱のサイズながら、しっかりとした身は強い旨みと脂があり、又薬味の効果で清涼感が加わって美味しかったです。
なめろう:
タタキに味噌、醤油、若干の味醂を加え包丁の背で粘りが出るまでよく叩きます。
身の脂がコクを強めてなめろうは特に美味しかったです。ビールが進みました。終わってから気づきましたが、お茶漬けも絶対に美味いと思いました。
フライ:
アジの定番中の定番料理ですが、今回のフライは本当に最高でした。ふわふわ、しっとりの身の旨み、脂の甘み、もうこれ以上の魚のフライがあるのだろうか?という味でした。
前回、No4で紹介した相模湾の釣りアジも本当に美味しかったので、比較して甲乙というよりは、今回の”横浜の金アジ”はこってり派には評価される味と思いました。

焼きアジのカボスソース:
皮がくっつかない程度に軽く油を敷いたフライパンでアジの両面をかるく焼く。 カボスジュースに若干の醤油、オイスターソースを加えたちょっと甘めでさっぱりとしたソースで和える。
焼きアジの香ばしさ、旨みと良い脂にさっぱりとしたカボスソースが良い塩梅でなかなか美味しかったです。

焼きアジのチャーハン:
チャーシューの代わりに焼きアジたっぷりのチャーハンを作りました。
アジの味が強いこともあり、チャーシューなどの肉を加えたチャーハンとは違う料理になりました。これはこれで十分に美味しく、家族にはなかなか好評でした。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。☑ 2025年9月2日












