湘南の魚と料理 No27 ”湘南ハマグリ”
2025年10月13日 (Yano)
全国漁協の「プライドフィッシュ」や「かながわブランド」に認定されている“湘南ハマグリを紹介します。
近くの海産物店で10cmほどもある立派なハマグリを見かけたので若干高価でしたが(500円/個ほど)味見をしたくて購入してみました。

湘南ハマグリ:通称はチョウセンハマグリ、又は地ハマグリ
マルスダレガイ目マルスダレガイ超科マルスダレガイ科ハマグリ亜科ハマグリ属
漢字では“朝鮮蛤”と書くことが多い様ですが、日本の在来種ということです。
名前の由来は「江戸時代『朝鮮』という言葉は身近なところにいる(内湾の)ハマグリと似ているが、やや遠い場所(外洋に面した浜)にいる、という意味だ。」ということの様です。
海水生。茨城県鹿島灘以南外洋に面した砂地の潮間帯から水深20メートル付近に生息する。
「本ハマグリ」と呼ばれている内湾の品種が激減していることから、チョウセンハマグリが現在ハマグリの流通の大部分をしめるということです。
すまし汁、酒蒸し、焼き蛤、炊き込みご飯など様々な料理に使われます。
(参照:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑、ウィキペディア)
湘南ハマグリの料理
味見のためシンプルに酒蒸しに。又、残りの旨味たっぷりの貝出汁を利用してリゾット風を作りました。

湘南ハマグリの酒蒸し:
ハマグリ(2個)が大きいので日本酒と水を半々で夫々100cc入れた鍋にハマグリを入れ4-5分蓋が開くまで中火で火を入れる。いくつかに切り分けて小葱を添える。
磯の香りと強い貝の旨味があり、又肉厚で柔らかいが良い噛み応えもあって美味しかったです。

湘南ハマグリのリゾット風:
残りの蒸し汁を水で少し伸ばし、バターと雑炊の要領でごはんを加え1-2分煮る。
旨味の塊のような貝だしにバターの香りと甘さ加わり、コク深い旨いリゾット風となりました。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。☑ 2025年10月09日












