第26回湘南ビジネスコンテスト公開プレゼンテーション
2025年11月13日(取材・記事:Tanbakko)
「日本一の手厚い支援を目指す」第26回湘南ビジネスコンテストの最終審査となる公開プレゼンテーションが、11月6日(木)に藤沢商工会館(ミナパーク)で開催されました。公開プレゼンテーションでは6組のファイナリストがそれぞれのビジネスプランを発表しました。今回はネットによるLIVE配信も行われました。

それでは、6組のファイナリストによる公開プレゼンテーションの様子をエントリー順に紹介しましょう。
なお、ビジネスプランの概略とセールスポイントにつきましては、正確を期すため、湘南新産業創出コンソーシアム第26回湘南ビジネスコンテストのサイト(https://www.shonan.or.jp/scns/contest/)から引用させていただきました。
◆「amp AI~ AI で実現する、直感的な音作り支援アプリ~」 渋谷真成さん

渋谷真成さんは大学3年生で軽音楽サークルに所属しています。同僚の宇江紳之介さんと一緒に、「バンドなどで楽器を演奏する際の、既存の曲のギターやベースの音作り(エフェクターなどの機械を用いて音色を整えるプロセス)のコピーをAIに支援してもらうアプリ」についてのビジネスプランを発表しました。「楽器初心者にとどまらず多くのプレイヤーに需要のあるアプリ」というのがセールスポイントです。スタートアップ賞と湘南信用金庫賞に輝きました。
◆バスケを通じて人と地域を繋げる『ShonanSTRING』のビジネスモデル展開
ShonanSTRING 蛯原千尋さん

ShonanSTRINGの蛯原千尋さんは「バスケットボールを通じて、子どもたちが夢をかなえる場所を作り出し、地域活性につながる施設提供で新しいバスケコミュニティを創設する」
ビジネスプランを発表しました。バスケットボールを通じて、湘南地域の新しいコミュニティーセンターを創り出すというのがセールスポイントです。かながわ信用金庫賞に輝きました。
◆20代30代女性特化コーチングプラットフォームMuu by WithIris
WithIris株式会社 森本彩加さん

WithIris株式会社の森本彩加さんは、自らの体験をもとに「結婚したいかわからない」「子どもがほしいかわからない」…多様な生き方の選択肢の中で迷う20代30代女性が納得の意思決定で人生を切り拓くことを支援するビジネスプランを発表しました。「20代30代女性のライフキャリアの悩みに対応する独自プログラムを提供する」というのがセールスポイントです。NEXTリーダー賞に輝きました。
◆経験者を複製する、音声を活用した人間拡張プラットフォーム『LOOVIC』
LOOVIC株式会社 山中享さん

LOOVIC株式会社の山中享さんは、「経験者の声を発信し、空間タスクとして支援することで、付き添えないジレンマを解決する音声ナビ&ガイド技術を開発・提供する」ビジネスプランを発表。「研修時間を7割削減し、人材不足と技能継承の課題を同時に解決する効果がある」とセールスポイントをアピールしました。ビジネス準大賞に輝きました。
◆クリーニング業界の脱プラスチックで海を守ろう! 株式会社オフィス・K 小柳真理さん

株式会社オフィス・Kの小柳真理さんは、「クリーニング店のプラスチックハンガーを紙製に転換、広告費で無償提供し業務を変えずに導入可能、エコで持続可能な新しい広告媒体」についてのビジネスプランを発表。「広告紙ハンガーで環境貢献と企業PRを実現できる」というのがセールスポイントです。ソーシャルグッド賞に輝きました。
◆湘南のシニアをいつまでも健康に美しく!出張型シニア美容「介護美容」サービス
介護美容まき家 長内 麻紀穂さん

介護美容まき家の長内麻紀穂さんは、「介護施設利用者や在宅高齢者に向けた保険外美容サービス。介護×美容の専門知識をもったセラ ピストが、美容を通して“心と身体の健康”をサポートする」ビジネスプランを発表しました。「人生100年時代。最期まで自分らしく生きるために美容の力は必要です」とセールスポイントをアピールし、栄えあるビジネス大賞に輝くとともに視聴者賞も受賞しました。


今回のビジネスコンテストには70件のエントリーがあったとのこと。その中を勝ち抜いた6組のファイナリストのビジネスプランは、どれをとっても時代のニーズを先取りした内容で甲乙つけがたかったと思いました。
審査委員長の飯盛義徳氏(慶應義塾大学 総合政策学部教授)が「プレンゼーションを聞いていて大変楽しかった」と総評のなかでおっしゃっていたのが印象に残りました。2001年に始まった湘南ビジネスコンテストも四半世紀を超えました。これからの新たな歩みを期待したいと思いました。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 ☑ 2025年11月13日












