湘南の魚と料理 No28 ”カイワリ”
2025年12月16日 (Yano)
片瀬漁港で毎月開催されている江の島フィッシャーマンズマルシェの鮮魚販売で、魚屋では見かけないアジ科のとても綺麗で美味しそうな魚を購入してきました。(江の島沖の定置網での朝どれ魚)

カイワリ:スズキ目スズキ亜目アジ科アジ亜科カイワリ属
漢字では『貝割』と書きます。二枚貝を左右に開いた形を『貝割』というとのことですが、尾の形が二枚貝を開いた形に似ていることからカイワリと名が付いたと言います。
海水魚。体長は最大30cmほどに成長する。
南日本の水深200mよりも浅場に主に生息
生息域は北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域
産卵期は秋、9月から11月。
旬は春から初夏。ただし年間を通して美味。
(参照:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑、ウィキペディア)
カイワリの料理
獲れたて新鮮なため身がとてもしっかり硬かったので、下処理をして冷蔵庫で2日ほど寝かせ調理しました。

カイワリの刺身:
身はしっかり、もっちりとした食感。上品な旨味が強く、後からじわっと良い脂を感じる本当に美味い刺身でした。今まで食した刺身の中ではトップクラスでした。

カイワリの煮つけ:
魚の味が強いので、少し濃いめで甘めの煮汁で中火で10分ほど調理をしました。ショウガを少し加えましたが臭みが全く無いので、不要と思いました。
煮ると身が締り少し硬くなりましたが、きめ細やかな身は旨味が十分で良い脂があり、甘辛い醤油だれととてもよく合いました。
本当に美味しい魚でした。火を通してもとても美味かったですが、個人的には刺身が抜群でした。もし、市場などで見かけることがありましたが、是非購入され味見されることをお勧めします。
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。☑ 2025年12月16日












