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  江の島の植物・樹木≪オオバヤシャブシ≫

2013年2月16日
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)  Alnus sieboldiana カバノキ科 ハンノキ属 

オオバヤシャブシは落葉の小高木で、関東南部から紀伊半島に分布し、潮風に強く、海岸近くの山地などに生えます。早春に雄花は尾状花序を垂らしますが、毛虫がぶら下がっているように見えるという人もあり、決して見た目に美しい花とは言えません。それもそのはずオオバヤシャブシのようなカバノキ科の樹木の花は風媒花であるがために、美しく装って鳥や昆虫を呼ぶ必要がないのです。
130216 ooba-1雄花序は無柄で尾状に曲がって垂れ下がる
(龍野ヶ岡自然の森で)
スギやヒノキ、クロマツなど、裸子植物のほとんどが風媒花ですが、被子植物ではカバノキ科の他にヤナギ科やブナ科などの樹木にも風媒花があり、同じように穂状の花序を垂らします。風媒花は大量の花粉を飛散させるので、花粉アレルギーをもつ方々にとっては厳しいのかも知れません。
130216 ooba-2葉は光沢のある三角状卵形で基部は左右不同
130216 ooba-3果穂は長さ2~2.5㌢の卵形で斜上する
オオバヤシャブシは陽樹であり、江の島での個体数は非常に少なく、筆者が確認した範囲では西側の海辺と龍野ヶ岡自然の森に生育するものだけでした。樹高はいずれも約9㍍で樹皮は灰褐色。葉は卵形~三角状卵形で互生し長さは6~12㌢、基部は丸みを帯びて左右不同。葉の縁には鋭い鋸歯があり、質は厚くて光沢があります。花期は2~3月、雌雄同株の単性花で葉が展開する前に咲きます。雄花序には柄が無く、長さ4~5㌢で尾状に曲がって前年の葉腋から1個ずつ垂れ下がり、雌花序には柄があり雄花序より上部につきます。果穂は卵形で斜上し長さは2~2.5㌢になり、10~11月に熟します。種子は堅果で長さは約4㍉、2枚の翼があり風により散布されますが、種子の発芽には光を必要とし(光発芽種子)、植生が豊かな場所での発芽は厳しいと考えられます。

オオバヤシャブシはマメ科の植物と同じように、根に根粒を形成することから、荒れ地の緑化やクロマツを育てるための肥料木として、また乾燥地や海岸砂防の緑化によく植栽されました。この根粒を形成する根粒菌は土壌に広く分布し、植物の毛根から侵入して皮層内部に達すると増殖し根粒をつくります。空気中には80%を占める多量の窒素(N2)がありますが、一般の植物はこれを窒素同化に利用することはできません。しかしオオバヤシャブシのような非マメ科の植物でも、根粒菌の働きによってそれを利用することができるのです。根粒菌は地中に含まれる空気から窒素を取り入れて利用可能なアンモニウム塩(NH4+)に変え、宿主の植物に与えます。このような働きを窒素固定といいます。そのお返しとして、根粒菌は植物からすみかと糖分などの養分をもらう、いわゆる共生関係がなりたっているのです。名前は仲間のヤシャブシに比べて葉が大きく、熟した果穂の色とごつごつした感じを夜叉にたとえ、果実はタンニンを含み五倍子の代用にしたことから「大葉夜叉五倍子」になったとされています。因みに夜叉とは、インドの神話で森林に住み人を害する反面、財宝神でもあるとされ、仏教では仏法護持の神として取り入れられています(広辞苑より)。

記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2019年3月10日
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