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江の島の植物・樹木《ネムノキ》

2013年08月13日  (写真&文:坪倉 兌雄)
130813 nemunoki-1龍野ヶ岡自然の森に咲くネムノキ

ネムノキは日当たりのよい山地や川岸などに生える落葉高木で、本州~沖縄に分布し、江の島では神社境内の山側や龍野ヶ岡自然の森などに生育しています。樹高は6~10㍍で樹皮は灰褐色、滑らかですが皮目が目立ち、枝は太く横に広がります。葉は有柄で互生し、大形の2回偶数羽状複葉で羽片は7~12対、小葉は無柄で対生し18~25対、長さは約1㌢、表面は濃緑色ですが、裏面には短毛があり粉白色を呈します。6~7月、枝先に約15個の花が集まった頭状花序を総状につける一日花で、夕方に開花します。
糸状に伸びた淡紅色の花は花弁ではなく雄蕊で長さは3~4㌢、約30本の雄蕊が1本の雌蕊を囲みます。雌蕊は白色で雄蕊より長く伸びます。この集合花の中心に頂生花が1本、そのまわりが側生花で、頂生花の雄蕊は中程まで合着して下部の花冠も長く、子房に蜜を貯えます。
130813 nemunoki-2花冠は薄緑色の筒状、その下に萼片が(写真下)
130813 nemunoki-3頂生花(中央)の雄蕊は真中あたりまで合着
ネムノキの花冠は5枚で黄緑色の筒状、長さは7~9㍉と小さくその下に萼片があり、いずれも目立ちません。ネムノキの小葉は夜に閉じて朝方開きますが、この反応は小葉のつけ根にある葉枕(ようちん)と呼ばれる膨らんだ部分の細胞の膨圧が、昼夜の明暗で変化することによるもので、膨圧運動または就眠運動と呼ばれています。これと同じような運動はマメ科のオジギソウや、野草ではカタバミやクローバー(シロツメクサ)などでもよく知られています。ネムノキの名は、夕方に小葉が閉じて眠ったように見えることから名がついたとされ、漢名の合歓(ごうかん)は葉が閉じた頃に花を開くことから、夫婦和合に例えたものとされています。果実は豆果で長さ8~13㌢、11月ごろ褐色に熟します。
万葉集には合歓木(ねぶ)として3首詠まれていますが、ここでは大伴家持に贈った紀郎女の歌と、それに答
えた大伴家持の歌を紹介します。

昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木(ねぶ)の花 君のみ見めや 戯(わ)奴(け)さへに見よ  
  巻八 1461 紀(きの)女郎(いらつめ)
吾(わぎ)妹子(もこ)が 形見の合歓木(ねぶ)は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも  
 巻八 1463 大伴家持(おおとものやかもち)


ネムノキは陽樹で乾燥に強く、日当たりのよい砂地や痩せ地などにも適応し、しなやかで強風や潮風にも強く、根に根粒菌をもち空中窒素を利用できるので、カバノキ科のヤシャブシなどと同じように肥料木として、土地改良にも用いることができます。また公園樹や庭木として、材は器具などにも用いられ、若葉は食用にもなります。花期の頃に樹皮を採取してよく洗い乾燥させたものを、生薬で合歓皮(ごうかんひ)と呼び、腰痛、利尿、関節炎などに効果があるとされています。

記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。   markenopo 2019年3月10日
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