「アート×まちづくり」12月21日「アート×まちづくり~まちの空気をデザインする~」をテーマにトークフォーラムが開催されました。
トークフォーラム 「アート×まちづくり」
2019年12月26日 (hayatine)
2019年12月21日(土)藤沢駅北口ペデストリアンデッキ(サンパール広場)のリニューアルオープンを記念して、「アート×まちづくり~まちの空気をデザインする~」をテーマに、藤沢出身の空間デザイナー長谷川喜美氏、2020年の東京オリンピック招致において文化プログラム作成の中心を担った今村有策氏(東京藝術大学大学院教授)、今年度藤沢市アートスペース制作・展示支援プログラム「Artists in FAS 2019」審査員を務めた宮永愛子氏(美術家)、若者代表としてアイドルグループAKB48チーム8から岡部麟氏、鈴木藤沢市長によるトークフォーラムが藤沢市役所本庁舎で開催されました。
今村氏の司会進行によりトークフォーラムが始まりました。
岡部氏(左)と今村氏
宮永氏(左)と長谷川氏
まず藤沢市長から藤沢市に最近できた3つの歴史・文化施設、藤沢市アートスペース、ふじさわ宿交流館、藤澤浮世絵館についての説明がありました。
藤沢市にオープンした歴史・文化の3施設
藤沢市アートスペースについては若いアーティストたちに活躍の場を提供しており、ここから有名になったアーティストも出ているとの説明がありました。「Artists in FAS 2019」の審査員を務めた宮永氏は辻堂駅近くにあるアートスペース周辺では若い人が多く若い息吹が感じられると言われました。
藤沢市アートスペース制作・展示支援プログラム「Artists in FAS 2019」
今村氏からは東京芸大の取手キャンパスでもアートスペースを作り、地元と連携して地域社会に貢献しているとのお話がありました。長谷川氏は動画を見ながらご自分の作品の説明をされました。特に今年の夏から新江ノ島水族館のプロデュースをしていることと、就職するまで鵠沼に住んでいて、小さい時から“えのすい”に親しんでいたので、今回のプロデュースにも熱い思いが込められていると感じました。江の島は今湘南の宝石が全国区ですごく有名になっているのでもっとイメージを広げて鵠沼、藤沢駅方面まで広げてほしい(長谷川氏)。今回オープンしたペデストリアンデッキは「エリアマネジメント」として民間が主体となって運営するので面白いことができる空間になる。来年はオリンピックがあるので文化的な事も発信していきたい。来年には小田急の片瀬江ノ島駅の駅舎が新しい竜宮城としてライトアップされるので期待したい(鈴木市長)。
長谷川氏の作品
次に宮永氏がその作品についてスライドを見ながら説明されました。空間をどう作るか、インスタレーションということを常温で固体から気体に昇華する特徴を持つナフタリンという素材を使って表現していると話されました。まちが柔軟に変れる、しなやかさを持っていることが重要だとも言われました。
宮永氏の作品
記事編集に際しては諸権利等に留意して掲載しております。 2019年12月27日